鹿児島県東南部の大隅半島の南端に位置する南大隅町。今、この町で注目を浴びている秘境&癒しのパワースポットが「雄川の滝」。すぐそばには、カフェスペース「aqua base cafe(アクア ベース カフェ)」が誕生し、県内外から多くの人が訪れています。癒しの絶景とカフェでパワーチャージしませんか?
ガイドブックにも載っていなかった絶景スポット
鹿児島市中心部から車で約2時間。自然豊かな大隅半島の南部に位置する南大隅町で、いま注目を集めているのが、雄川(おがわ)の滝です。
雄川の滝は、南大隅町の中心部を流れる雄川上流にある、落差46m・幅60mの名勝の滝。荘厳な岩肌と、エメラルドグリーンやコバルトブルーなど、時季によって様々な色に変化する滝つぼが幻想的で、鹿児島の隠れたパワースポットとしても知られています。
以前までは旅行ガイドブックにも載っていなかった場所ですが、近年では大河ドラマ「西郷どん」のタイトルバックとしてオープニング映像に登場したこともあり、一躍、大隅半島の大自然が織りなす風光明媚な人気の絶景スポットに。
今年の4月には雄川の滝につながる遊歩道の入口に、おしゃれなカフェスペース「aqua base cafe(以下、アクア ベースカフェ)」がオープンしました。鹿児島ならではの果実を使用したフレッシュなドリンクやスイーツなど、テイクアウトメニューが評判。滝を訪れた観光客で賑わいをみせています。
まずは雄川の滝へ行ってみる
雄川の滝の滝つぼまでは、駐車場から1.2kmの遊歩道。多少のアップダウンがあるものの、整備されているため、気軽に行くことができます。途中、雄川のせせらぎとともに、川沿いの美しい景観を眺めながら、期待を膨らませて進むこと約20分。滝つぼの音が聞こえてくると、いよいよ展望台に到着です。
2階建ての展望台からは、秘境にふさわしい神秘的な光景が広がります。その美しさはわざわざ歩いてくるだけの価値があります。滝の絶景とともに、苔の美しさも見所のひとつ。遊歩道でもじっくり、ゆっくりと散策しながら楽しむことができますよ。
滝の散策のあとは、カフェスペース「アクアベースカフェ 」へ。中古のコンテナハウスをリメイクしたおしゃれな空間で、オリジナルドリンクで渇いた喉を潤したり、歩き疲れた体を癒すことができて休憩にもぴったり。
メニューでおすすめは、南大隅産たんかんを生搾りした「たんかんのサイダー」(550円)。全国で約8割のシェアを占めるという鹿児島のたんかんは、温暖な地域でしか栽培できない果実で、南国らしい濃くて鮮やかなオレンジ色が特徴。芳醇な甘みと香りがあり、疲れを癒してくれるクエン酸やビタミンCもたっぷり。がんばって遊歩道を歩いて滝の絶景を見た後には最適です。
地元ならではの果実でリフレッシュ
もう一つ、甘酸っぱくて果汁たっぷりの果実と炭酸が心地よい「辺塚だいだいスカッシュ」(480円)は希少な果実を使用したぜいたくな一杯。辺塚だいだいとは、南大隅町の佐多地域で古くから自生している果実。みかんの一種で、南大隅地域固有のもの。緑色の果皮が薄くて柔らかく、優しい酸味と爽やかな香りでリフレッシュできます。
自然と食で南大隅町の魅力を楽しむ
ドリンクのほか、地元産マンゴーのトロピカルフルーツサンド(680円)や、辺塚だいだいとさつまいもの手作りシュークリーム(450円)、季節限定メニューなども販売しているので、実際にお店でチェックしてみては。南大隅町の自然と一体となれる癒しのパワースポット雄川の滝に出かけて、心身ともにパワーをチャージ。ぜひ南大隅町の魅力に触れてみてください。
photo / 南大隅町観光協会、渡邊 孝明
カフェスペース「aqua base cafe(アクア ベースカフェ)」
鹿児島県肝属郡南大隅町根占川南8485(雄川の滝駐車場手前スペース)
営業時間:11:00〜17:00
※土・日曜・祝日、繁忙期は10:00〜17:00
定休日:水・木曜(ただし、祝日や繁忙期は営業)