傷みやすいトマトですが、実は「冷凍」保存ができるんですよ。保存期間が延びて、調理時間の短縮、さらに旨みUPにもGood!トマトをそのまま冷凍するコツやカットトマトの冷凍方法、さらにスープやパスタまで上手な活用レシピも5つご紹介します。
omio96
「冷凍トマト」でまとめ買いでもおいしく保存!
新鮮なトマトが手に入ったら冷蔵庫に保存してしばらくは使える……そう思っていませんか?
実は、トマトの保存方法は冷凍が便利な場合もあるんです。単に賞味期限が長くなるだけでなく、たくさんのメリットがあるんですよ。今回は冷凍トマトのメリットと保存方法を詳しく見ていきましょう!
トマトを冷凍保存しておく3つのメリット
生のままより長期保存できる!
トマトを冷凍保存すると、およそ2ヶ月ほどと長期保存が可能になるというメリットがあります。生のままだと傷みやすいトマトですが、冷凍保存しておくことでおいしい状態を長くキープしておくことができるのです。
ただし冷凍すると実の食感が変わってしまうので、生食にする分は別にとっておきましょう。多少青いトマトを買っておけば、常温で追熟していくこともできますよ。
湯むき要らずで皮むきが簡単!
また、カットした状態で冷凍しておくと、皮目がはがれやすくなり、皮むきが簡単に!冷凍トマトの皮むきはとっても楽ちん。凍ったトマトを水につけるだけで、皮をするんと剥くことができるんです。
湯むきのお湯を準備するとなると、時間以上に手間もかかりますよね。冷凍トマトなら、水につけてサッと皮をとるだけでそのまま調理できますよ♪
細胞が壊れて旨みUP!
さらに一度凍らせたほうが細胞が壊れて旨みを引き出しやすくなるんです。一度凍らせておくことでトマトの細胞壁が壊れ、中に詰まった旨み成分「グルタミン酸」が溶け出やすくなると考えられています。
生食にはあまり適しませんが、煮込み料理やソース作りをするときには実が崩れて調理も簡単になります。冷凍トマトは保存方法としてだけでなく、調理法のひとつとしても活躍してくれますよ。
冷凍トマトの保存方法
丸ごとトマトの冷凍方法
トマトは丸ごと冷凍しておくことができます。買ってきた新鮮なトマトは、その日のうちに冷凍保存してしまいましょう!この方法は、ミニトマト(プチトマト)の保存にも適していますよ。
1. トマトをきれいに洗って水分を拭き取ります。
2. ヘタを取り除きます。
3. フリーザーバッグに入れて冷凍庫へ入れ、凍らせましょう。
切ったトマトの冷凍方法
用途によっては、切ってから冷凍しておいたほうが使いやすいですよね。食材の仕込み感覚で、トマトをおいしく便利に保存しておきましょう。
1. 同じくトマトをしっかり洗って、水分を拭き取ります。
2. ヘタをとり、トマトを切ります。
3. トマト自体から出てくる水分は拭き取らず、そのままフリーザーバッグに切ったトマトを入れます。
4. なるべく平らにして、冷凍庫に入れて凍らせましょう。
どちらの保存方法でも、洗ったあとの水分をしっかり拭き取ることと、フリーザーバッグに空気が入らないようにすることが上手に冷凍保存するポイントです。
冷凍トマトの簡単活用レシピ5選
1. シンプルに味わう!冷凍トマトの丸ごとスープ
まずはトマトと塩だけで味わう、とってもシンプルな冷凍トマトのスープです。冷凍トマトから旨みが出るので、塩だけで十分おいしくいただけますよ♪ このレシピは1人分に対しトマト1個を使います。スープにすることで、生トマトをそのまま食べるよりも簡単に量を食べられますね。野菜不足の人や生野菜が苦手な人にもオススメです。
2. ひんやりお楽しみ♪ 冷凍トマトのせ冷奴
冷凍トマトと冷奴の組み合わせは、ちょっと食欲のない日でもあっさり食べられるうれしいレシピ!写真からも涼しげな雰囲気が伝わってきますね。火を使うのも面倒な日も、これならスピーディーに完成しちゃいますね♪ トマトのフレッシュな味わいがたっぷり味わえるひと品です。