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「麦茶を持ち運ぶとエグいぐらい菌が増える」は本当か? 真相を探るべく各所を直撃取材

麦茶は持ち運ぶと菌が増えやすいというのは本当なのか…

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(gyro/iStock/Getty Images Plus/写真はイメージです)

暑さが増すと、熱中症対策のために水分補給が欠かせない。一般的に人の1日の水分出納は約2.5リットルと言われているが、夏は汗をかく分、意識して水分の摂取を心がける必要も。

そんな中、飲料の持ち運びに関するツイートが話題を呼んでいる。しらべぇ取材班はこの真相を探るべく、関係各所を直撃した。

■菌が増える!?

話題のツイートは「この時期ペットボトルとか水筒とかで、飲み物が常温になっちゃいそうな持ち運びに麦茶は絶対ダメだからね。麦は炭水化物、菌がエグいくらい増えるよ」という内容だ。

15日午前11時現在約25,000件のリツイート、約33,000件のいいねが押されている。これは果たして本当なのだろうか。

■開封した飲料は痛みやすい

まず、内閣府食品安全委員会に話を聞いた。

「口をつけて飲んだ飲み物には口の菌が入る。また空気中の菌が入ることも。そして時間がたつとペットボトルの中で菌が増えて不衛生になる。さらに、何日も放っておいたボトルは破裂することもある」とのこと。

「①開けたら早く飲み切る ②コップについで飲む ③飲み物を部屋や車の中に置き忘れないことが大事」とアドバイスしてくれた。

次に、全国飲料連合会によると、「開栓後2割で菌が発生、口をつけて飲んだらその2.5倍の5割で菌が発生する」という。混入した菌による劣化は清涼飲料水の種類、飲み方、混入する菌の種類、保管温度など様々な要因に左右されスピードも異なる。

口飲みによる菌数の推移を調べた結果、「茶系飲料、ミルク入り飲料、ミネラルウォーター」で菌の発生率が高く、増殖率も盛んという厚生労働省科学研究データも存在する。

また、飲料メーカーを取材したところ、「お茶はカテキンの影響で、麦茶よりは痛みにくい可能性は考えられる」との回答だった。

■日本茶は好き?

今回話題になった茶系飲料。しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,371名を対象に調査したところ、全体の43.8%が「日本茶はコーヒーよりもおいしいと思う」と回答している。

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取材の最後に伊藤園広報は、「麦茶に限らず、容器に口を付けて飲む場合は、その日のうちに飲み切ることをオススメしております」と答えてくれた。

(文/しらべぇ編集部・おのっち)

おのっち

【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
2015年11月20日~2015年11月24日
全国20代~60代 男女1371名

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