甘酸っぱさがクセになるヤムウンセンの本格的なレシピを紹介します。サラダのような冷菜と思われがちですが、実は温かいうちに食べるのが本場流なのです。基本のレシピをマスターして、ぜひ自宅で気軽に作ってみませんか。ひと品あると食卓が華やぎますよ。
muccinpurin
本当においしい「ヤムウンセン」の作り方
ヤムウンセンはタイ風春雨サラダ。タイ語で「ヤム」は"和える"、「ウンセン」は"春雨"を指します。味の特徴は「甘み」「酸味」「辛味」のバランスがいいこと。3つの味の組み合わせがたまらなく「また食べたい!」と思ってしまうんですよね。
今回は、旅マニアで料理好きの筆者が現地の味を再現した「ヤムウンセン」レシピをご紹介します。「春雨サラダだから簡単!」と思いきや、実は隠れたコツがたくさんあるんですよ。
材料(4人分)208kcal/人(※)
・緑豆春雨(乾燥)……80g
・豚肉(粗びき肉)……150g
・紫玉ネギ(薄切り)……1/4個
・パクチー(2cmの長さにカット)……1~2株
・干し桜エビ……大さじ1杯
・ナンプラー……大さじ2杯
・スイートチリソース……大さじ2杯
・うま味調味料(味の素)……小さじ1/2杯
・青唐辛子……1本
・鷹の爪(輪切り)……ひとつまみ
・ライムの絞り汁……大さじ1杯
・グラニュー糖……小さじ2杯
・お湯……小さじ2杯
※グラニュー糖とお湯は混ぜ合わせて砂糖を溶かしておきます。
下準備
鷹の爪を15分ほど熱湯につけておきます。
えびは殻をむいてから、背中に包丁を入れて背ワタを取り除いておきます。
作り方
熱湯で戻した鷹の爪を青唐辛子をすりこ木で叩き潰します。
潰した唐辛子と合わせ調味料の材料をすべて混ぜておきます。
鍋にたっぷりの湯を沸かし、春雨を入れて表示の時間通りゆでて、ざるで取り出します。
続いて、えびも色が変わるまでゆでます。火を入れすぎると固くなってしまうので、全体の色が変わる程度で引き上げてください。余熱で火を通しましょう。
最後に豚ひき肉をほぐしながら湯通しします。「春雨→えび→豚ひき肉」と灰汁の少ない順にゆでるのがポイントです。
ゆでた具材が熱いうちに合わせ調味料を入れ、全体に絡めるように混ぜ合わせます。紫玉ねぎ、パクチー、桜えびも加えます。
さっと全体を和えたらできあがり!温かいうちに調味料を「ヤム(和える)」することで、しっかりと味が馴染んでいます!
本場流に温かいうちに召しあがれ♪
本場の味に仕上げる5つのコツ
1. 唐辛子は潰す
唐辛子はすり鉢で潰すことで、繊維をつぶして香りや辛み成分をしっかりと引き出します。