ファイナンシャルプランナー(FP)が、お金が貯まる3つのポイントをお話します!
荒木 千秋
「お金を使うのは楽しいけれど、このまま使い続けていいのかな?」と不安になったことはありませんか。
筆者はファイナンシャルプランナーとして、お金の相談を受けています。そのとき、よく質問されるのは「どうしたらお金が貯まるのでしょうか?」。
お金が貯まる3つのポイントをお話します。
■ポイント1:“今”、貯金がなくても心配しない
「貯金ないんですが、今から始めても間に合いますか?」という不安の声は、20代や30代の人でも多いんです。
その答えは、「何歳でも大丈夫。気づいたときが始めどき」。残念ながら、過去を気にしていても、使ったお金は戻ってこないですよね。「これから貯金をしていくんだ!」という心構えで、未来は変えられます。
「今から始めてもお金は貯まる。だから、今貯金がなくてもあきらめない」が、ポイントです!
■ポイント2:仕組みをつくる
貯めるポイントは、ズバリ「仕組み化」。無理なく続けられる仕組み(ルール)を作ります。
「家計簿が得意な人は家計簿をつけてムダを確認する」
「管理が苦手な人は、食費等、項目ごとに予算を立てその範囲で生活する」
「先に貯金をして、余った分で生活する」
お金との付き合い方は、人それぞれにフィットしたものがあります。自分に合ったルールを決めてみましょう。
■ポイント3:貯める目的と金額を決めておく
最後のポイントは、「貯金の目的と金額を決めておくこと」。
なぜなら、貯める理由や金額を決めておかないと、いくら貯金してもお金の不安は消えないからです。
ダイエットで考えるとわかりやすいのですが、「水着が着たいから、夏までに3kgやせる」と決めた場合と、「いつかやせたい」と決めた場合。夏までに3kgと決めたら、あとは実行するだけです。3kgやせた時点で目標は達成。
一方で、「いつかは……」と考えていた場合は、何kgやせても満足できません。
貯金も同じで「ハワイで豪遊したいから、3年後に80万円貯める」など、目的と金額決めておけば、「お金が貯まっていない……」なんて不安に思うことはなくなります。
お金を貯めるには「目的を決めて、仕組み化する」。思い立ったが吉日!お金と向き合うきっかけにしてみてくださいね。
(文/fumumu編集部・荒木 千秋)