脳・肌・体の三方向から攻める美容こそ、キレイを手に入れる最短かつ最善の策! 「MAQUIA」8月号では、情報化社会で美の迷路にはまった読者を救い出すリセット美容を小林ひろ美さんが提案。
小林ひろ美のキレイはかけ算
美容家 小林ひろ美さん
日々の生活の中で見るもの、触れるものすべてを楽しみながらできる美容へと変える、美の達人。名品コスメを見極める目利きでも。
\読者からのお悩み/
「情報がありすぎて、何をしたらキレイに なれるかわからなくなってしまった……」
\answer/
「一度リセットして基本に舞い戻りましょう」
「すごく、わかります! いろいろな情報やコスメをあれこれ試しているうちに、キレイの迷子になることってよくあります。でも、そんなときこそ、原点に立ち戻るのが一番。健康も美容も基本中の基本のみを丁寧に行って、きちんとできているかチェックしてみて。深く呼吸をしたり、よく噛んで食べたり、スキンケアも落とす、潤す、フタをするのステップをいつもより丁寧に。一度基本にリセットしたうえで、さらに必要なものがあればプラスαしていけばいいんです」
脳SWITCH あれこれ考えずベーシックを丁寧に
「まず、あれこれ行っていたことを一度中断し、健康や美容における“基本”に意識を向けてみて。スキンケアなら、きちんと洗えているか、潤せているかを“鏡で見ながら”行うこと。ひとつの工程に集中することで頭の中も整理されます。また翌朝、顔に“触れて”肌状態と向き合うことも大切。頬のしっとり感で潤い状態を、鼻横のベタつきで油分状態を判断すれば、昨晩のお手入れが正解だったかがわかります。シンプルなことにこそ、いま一度落ち着いて取り組むことです」
体SWITCH キレイの土台となる呼吸や 食事の仕方を見直すことから
「体においても、ハードな運動やサプリメントを摂取するということではなくて、基本の“き”を見直して。たとえば忙しさで呼吸が浅くなっていないか、暑いからと冷たいものばかり飲んでいないか、ご飯を食べるときに噛まずにのみ込んでいないか。案外できていないことって、多いんですよ。巡りや消化が美と密接に関わっている、ということを忘れずに」
肌SWITCH 3ステップの目的&動きを再チェック
「スキンケアの基本は、クレンジングや洗顔料で落とす、化粧水で潤す、乳液やクリームでフタをするの3つ。ひとつひとつの目的を確認し、手の動きを意識しながら行いましょう。バリア力を弱めずに汚れを落とし切っているか。化粧水をすみずみまで入れ込めているか。肌をしっかりシールドできているか。これらができたうえで、ハリやシミ、くすみケアなど不足を感じる部分は、美容液や角質ケアなどで補って」
(右から)肌の常在菌バランスを整え、肌のバリア力と潤う力をサポート。FTCホワイトモイスチャークレンジング(医薬部外品)200g ¥3300/FTC 瞬時に潤いで満たされる化粧水。リポソーム トリートメント リキッド 170ml ¥10000/コスメデコルテ 本気の美白ケアもハリケアも一度にできる濃密クリーム。エリクシール 美白濃密クリーム(医薬部外品)45g ¥8500(編集部調べ)/エリクシール
蒸しタオルで汚れを浮き上がらせる
クレンジングで汚れを浮かせた後に、ホットタオルを顔に約15秒のせ、優しくふき取って。汚れが負担なくきれいに落ち、肌が活性化。
天然スクワラン、オイルを練り込んだ、ふんわり保湿力抜群のタオル。白雪スクワランうるおいたおる/レギュラー ¥1400/白雪ふきん
化粧水で肌を潤い満タンに
化粧水を顔全体になじませたら、さらに同じ化粧水をプラスし、押し込んで。目元やほうれい線など老けパーツは重ね塗り。