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白髪が増えた?原因から対策、予防法、白髪染めの方法まで[女性向け]

ヘアスタイル

女性の白髪が増えるのは、40歳前後から。身体機能の老化が原因とされていますが、医学的に解明されていない部分も多い現象です。以前よりも白髪が増えたなと感じたら、お手入れ方法や生活習慣を見直して、対策しましょう。

女性に白髪が生えるのは40歳前後から!白髪が増える原因と対策は?

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「最近白髪が増えてきた……」と感じたら生え方をチェック!

女性の白髪が増えるのは、40歳前後から、といわれています。身体の機能の老化が原因とされていますが、医学的に解明できていない部分が多く、予防が難しいのが現状です。そんなナゾが多い白髪のメカニズムや、目立たなくするコツなどをご紹介します。

40代に入り、以前よりも白髪が増えたなと感じたら、これ以上増やさないためにも、普段のお手入れ方法や日々の生活習慣から予防対策をしていきましょう。

白髪ができるメカニズム

白髪とは、年齢を重ねるにつれて色素細胞の能力が衰え、毛髪の色素が消失した状態のことです。

毛細血管や神経がある毛乳頭のまわりには、「毛母細胞」があります。毛母細胞の間には、髪の色を作るメラニン色素を生成する「メラノサイト(色素形成細胞)」があり、そこでメラニン色素を生成、コルテックスに行き渡り、髪に色をつけているのです。

加齢や病気などにより、メラノサイトが徐々に減少、それに比例してメラニン色素も減少します。その結果、髪の色素が薄くなり、白髪になる、というわけです。

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左:白髪のメカニズム (1)メラノサイト (2)毛母細胞 (3)毛乳頭
右:髪の構造 (4)キューティクル (5)コルテックス(毛皮質)
(6)メラニン (7)メジュラ(毛髄)

白髪の生え方には3タイプある

白髪になるパターンには、実は3通りあります。白髪の状態や生え方がどれに当てはまるか、確認してみましょう。

1) 髪の毛が生え変わった時に白髪になる
加齢などにより衰えたメラノサイトが、髪の毛が生え変わる時に毛母細胞からなくなってしまいます。

2) 成長期の途中で徐々に白くなる
加齢などによりメラノサイトの活動が衰え、徐々に髪の毛の色素が減少します。

3) 突然白髪になる
病気などによりメラノサイトが急に活動を停止した場合、突然白髪になってしまいます。

白髪が発生する原因は?

白髪になる原因については、まだ解明されていない部分が多いのですが、次のようなものが挙げられます。

■遺伝
解明されていない部分が多いのですが、遺伝的な原因で白髪になることがあります。白髪になりやすい、なりにくいなど、人によって遺伝的な要素を持っているといわれています。

■病気
マラリアや胃腸疾患、甲状腺異常、貧血症などの病気により、白髪が増えることがあります。また、白斑などができると、その部分が白髪になることもあります。

■紫外線
紫外線は、幹細胞に悪影響を与え、DNAを損傷させる原因のひとつと考えられています。紫外線が頭皮にダメージを与えることで、メラニンを作る色素幹細胞が悪影響を受け、白髪を引き起こす可能性があります。

■栄養不足
ビタミン・ミネラル・良質のタンパク質が不足し、内臓の働きが衰え、血流量が減ることで、白髪になることがあります。

■ストレス、精神的なもの
苦労すると白髪が増える、という話をよく聞かれると思います。ストレスと髪の毛の関係はとても深く、身体にストレスがかかると、毛細血管が収縮してしまうため、毛母細胞の働きを弱める原因になります。ただし、「一晩にして真っ白になる」というのはウソ。黒い髪は、ある日突然白くなることはありません。

白髪を減らそうとする場合、まず上記の原因を解決することが必要になります。目立つからといって、白髪を抜くのは厳禁。抜いた後に黒い髪が生えてくる保証がないうえ、抜いた毛穴が炎症を起こすことがあるのでご注意ください。

白髪ケアの仕方は? 白髪染めを使うと頭や頭皮が傷むの?

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気になる白髪。保湿することで多少は目立たなくなります

髪がパサパサ乾燥していると、なんとなく白っぽく見えますよね。逆にしっとりと保湿が行き届いている髪は、黒っぽく見えます。白髪でも、保湿することで多少は目立たなくなります。

それでも気になる方は、白髪染め(染毛剤)を使用することになります。白髪を染めることでストレスが軽減されるのであれば、髪や頭皮には負担をかけますが、染毛剤を使うというのもひとつの手です。

染毛剤は、カラースプレー、ヘアマニキュア、ヘアカラー、ヘアリンスなどがあります。それぞれの特徴と髪へのダメージをご紹介します。

■カラースプレー
髪の内部に浸透せず、一時的に髪の表面に染料を付着させるのがカラースプレーです。生え際などに使用すると便利です。シャンプーで洗い流せるので、髪へのダメージが少ないのが特徴です。すぐに落ちてしまうのが難点です。

■ヘアマニキュア
ヘアマニキュアは、毛髪の表面のタンパク質(キューティクル)を酸性染料と結合させる染色剤です。髪の毛の奥まで浸透させないため、ダメージは比較的少ないようです。ただし、シャンプーをするうちに2~3週間程度で色が落ちてしまったり、染めた直後は服の襟元に色がついてしまったりというデメリットもあります。

■ヘアカラー
化学変化によって、染料を髪の内部に定着させるものがヘアカラー。髪の内部に染料が浸透するため、髪全体が均一の色に染まり、シャンプーによる色落ちはありません。しかし、ヘアカラーを繰り返すとキューティクルがはがれ、髪にダメージを与えます。髪がパサついたり、手触りが悪くなったりする原因となります。

■カラーリンス
白髪を目立たなくするという観点で開発された製品です。これは保湿しながら、少しずつ髪を染めるものです。ヘアマニキュアより染料濃度を薄くしたもので、使用するにつれて少しずつ髪が染まっていきます。ブラウンやグレーなどの色があります。白髪がすぐに染まらないのが欠点ですが、髪にやさしいのでおすすめです。

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それぞれのメリット・デメリットを考えて、自分に合った染毛剤を選んでください。

白髪が目立たなくなるヘアアレンジについては、記事「30代女性必見! 白髪が出たらやるべき10のアレンジ 」をご覧ください。

30代女性必見! 白髪が出たらやるべき10のアレンジ
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