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ミス ディオール。愛のように香る香水の魅力を水原希子さんと深掘り!

美容

ミス ディオールをさらに知るための一問一答

時代を超え、ムッシュ・ディオールが託した想いをキーパーソン2人に聞いてみた。

「香水は、あなた自身を 仕上げるための最後のひとふりです」

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ディオール パフューマー クリエイター

フランソワ・ドゥマシー

’06年にディオール専属調香師に就任。’08年発表のブルーミング ブーケをはじめ、現代女性に寄り添う新しいミス ディオールの香りを次々と生み出す。「母のドレッサーにあったのもミス ディオールでした。私がその香りに携っているのも運命なのかもしれません」

Q ミス ディオールを新解釈する際に、難しかったことは?

A

制約があることは私にとって大きなチャレンジでした。香水そのものが抽象的な存在ですから、常に私の中でも本当に大丈夫だろうか?という一抹の不安はあります。だからこそ、マキア読者の方々が「愛される香り」としてミス ディオールを選んでくださっていると知って、とてもうれしく思います。

Q 香りで愛を表現するとはどういうこと?

A

そもそも香りはさまざまなノート(香調)が重なりあって作られます。そして愛とはなにか?と考えたとき、あるときは軽やかでやさしいもの、でもときに力強く、肉感的でありセクシャルであり……いろいろな要素を持つものです。優美で多面的。それがミス ディオールの香りです。

「ドレスも香水もすべて愛の告白。 そして普遍的な存在になるのです」

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ブランドカルチャー&ヘリテージ ディレクター

フレデリック・ブードゥリエ

2000年にパルファン・クリスチャン・ディオール入社。’07年に創設されたブランドの文化と哲学を継承する現部署を統括する。「最近、カトリーヌにまつわるアーカイブを数多く入手したのですが、強い信念をもった女性で、兄クリスチャンを心から尊敬していたそうです」

Q なぜ最初のコレクションから香水を作った?

A

最初のコレクションから香水をつくるという前例はファッションの歴史の中でも他にありません。1947年、ニュールック発表の1カ月前、ムッシュは香水販売の事業化のためにパリの商工会議所を訪れていました。エレガントな女性は必ずエレガントな香りを残さなければならない。そう確信していたからです。

Q  "愛とハーモニーの時代"にこそ求められる香り?

A

日本の新元号「令和」は調和を意味しますが、ムッシュも何より人と人との調和を大切にする人でした。彼は自分のメゾンやスタッフに惜しみなく愛を注ぎ、決して人の悪口を言わなかったそうです。(メゾンのある)パリのアヴェニュー・モンテーニュ30番地には温かなハーモニーがつねに息づいているのです。

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ス ディオールからは妹への愛や、花々への愛を強く感じます。ムッシュが花を育てていたラ コル ノワール城に2018年に行ったときに、よりそれを強く感じました。同時にムッシュのアートへの愛もそこで感じ、ミス ディオールにはいろんな愛が詰まっていると思います。愛、自然、人生を楽しむ豊かな心それをミス ディオールから感じます。

ディオール ビューティー アジア アンバサダー

水原希子

MAQUIA 9月号

撮影/Morgane Lay & Jonny Cochrane for Parfums Christian Dior

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