細く裂いた生地を丁寧に織り上げる「裂き織り」という技法を用い、ポップな柄からユニークな柄までさまざまな模様が表現されているいわもとあきこさんのバッグ。素材は染めた木綿を使い、モノトーンからカラフルなものまで、豊かなカラーバリエーションを展開しています。
香川県にて制作を行う裂き織り小物の作家さん
いわもとあきこさんは、香川県高松市にてバッグなどの小物を制作している作家さん。染めた後に細く裂いた木綿の生地を手作業で織りあげ、ストライプやドットなどの柄を表現したアイテムを展開しています。
バリエーション豊かな柄や色合い
こちらは、太めに入った斜めのラインが目を引くストライプ柄と、お月さまのようにまんまるな模様が愛らしいドット柄のバッグ。いわもとさんは、1回あたりバッグひとつできあがるほどの量の生地しか染めないため、同じ色合いや色の組み合わせのものはふたつとしてありません。装いを選ばずに持ち歩けるモノトーンカラーから、ちょっと個性的な色使いのものまで、バリエーションはさまざま。
色鉛筆模様のユニークなバッグ
中には、色鉛筆の模様をデザインしたユニークな柄のバッグも。ベースのカラーに映える色合いで描かれている鉛筆が可愛らしく、思わず周りに自慢したくなるようなデザインです。鉛筆と同じ色で横にまっすぐ引かれたラインが、程よくアクセントになっているのも素敵。持ち歩くと、行く先々で話題になること間違いなしです。1本だけではなく、3本の鉛筆を並べたデザインのバッグもあるので、HPやSNSをチェックしてみてください。
愛らしい猫のシルエットを描いたバッグ
こちらは、中央部分に丸まった猫のシルエットを描いたバッグ。猫の表情などが見えているわけではないのに、愛おしい気持ちになるデザインです。そのほっこりとする模様を見ていると、どこからともなく猫のキュートな鳴き声が聴こえてきそう。猫好きの方にはたまらないのではないでしょうか?
持ち手も裂き織りでできています
バッグは、本体だけではなく持ち手のデザインによってもがらりと印象が変わるもの。いわもとさんのバッグは持ち手も裂き織りで作られていて、大人カジュアルなコーディネートにまとめたいなら無地、小物にポイントを持たせたいなら柄模様…など、普段のスタイルに合わせてデザインを選べます。柄は、さまざまな幅のボーダー柄をはじめ、水玉柄なども作られていて、バッグの本体同様、見ているだけで楽しい気分になるものばかり。数ある1点ものの中から「これだ!」というものを見つけてくださいね。
いつまでも長く使っていきたい手作りバッグ
これまで個展やグループ展など、さまざまなイベントを開催してきたいわもとさん。9月には大分県にて展示会を予定しているそうなので、お近くの方は足を運んでみてはいかがでしょうか。香川県高松市のセレクトショップ「NISHI NISHI」にて委託販売も行っているので、そちらもチェックしてくださいね。
お洗濯方法は、裏返して洗濯ネットに入れ、漂白剤が入っていない中性洗剤を使って「お急ぎモード」で素早く洗うことを推奨しています。脱水をかけたら、風通しが良い日陰で干すのがベストとのこと。また、色止め効果が薄れてしまうので頻繁に洗うことは避けたほうが良いそうです。染色を施した布を使い、丁寧な手作業によって生み出されるバッグなので、汚れが気になった時は大切に洗い、いつまでも愛着を持って長く使っていきたいですね。
photo / いわもとあきこ
さきおり さささ