平岡仁|マンガン釉リム皿
「千駄ヶ谷の『shizen』さんの個展で出会った平岡仁さんのうつわたち。お迎えしたどの作品もすぐに『平岡さんだ!』とわかるくらい、抜群に存在感を放っていてお気に入り。なかでもこのリム皿は眺めた瞬間に食べたいものがすぐに浮かびました。
カレーやスープ、オードブル、丼ものなど、何をのせても料理をかっこよく素敵に仕上げてくれます」
杉江智|クリスタルガラスのうつわ
「伊勢丹をたまたま歩いていた際に作家さんの在廊日に遭遇した、京都・亀岡に工房を構える杉江智さんのうつわ。一つひとつ表情が異なり、透明度の高い美しいガラスと細やかな工程に感銘を受け、お迎えしました。
神戸や京都の割烹、フランス料理店でも杉江さんのうつわが使われているのだとか。曲線のフォルムがユニークなので、どの作家さんのうつわとも相性が良いのが魅力のひとつ。副菜をのせたり、調味料やドレッシングを入れたりと季節を問わず大活躍しています」
運命の器と出逢う場所
ーーいつも器を購入するお店を教えてください。
表参道|門
「千駄ヶ谷の『shizen』さんが一番通っている場所ですが、多くの方がご紹介されているので別のお店も紹介します。
『表参道 門』さんは、笠間の回廊ギャラリー『門』さんの姉妹店。表参道という立地の良さに加え、笠間焼や益子焼を中心とした日常使いができる素敵なうつわや工芸品がたくさん揃っているのが魅力です」
コハルアン
「神楽坂をぶらりと散策する時に立ち寄るお店。オーナーのはるやまさんが全国各地を巡って出会った、作家さんが手掛ける工芸品が美しく展示されています。
Instagramで紹介している作品も、うつわを美しく魅せる陰影がとても素敵で、テーマ性のある企画展を毎回楽しみにしています。小さなギャラリーの中でうつわを眺め『どんな料理と合いそうかなぁ』と頭の中で想像を巡らせながら過ごす時間が大好きです」
「器えらび」をもっと楽しく
ーーこれから器を買われる方、器をどう選んでいいかわからない方にアドバイスをお願いします。
「普段の食事によって器の選び方は変わってくるかと思いますが、我が家の場合は朝が中心なのでベースを決めて少しずつ生活スタイルに合ったものを増やしていきました。ワンプレートにできたり、友人が集まる時にも使える8寸や中鉢~大鉢をベースに、少しずつのせる豆皿や小鉢を追加したり……。
あと、私は器歴が浅いので、使い方がわからなかったり悩んだ時は、在廊日に作家さんに聞いてみたり、その作家さんがおすすめするインスタグラマーさんを教えていただいたりもしています」
今、気になる「料理上手さん」
ーー日頃参考にしている「器えらび」が得意な料理上手さんを教えてください。