保護欲をかき立てられる女性は、男性に守ってあげたいと思わせ、モテる傾向があります。この記事では、保護欲の意味をはじめ、保護欲が強い男性の心理・特徴、男性の保護欲をかき立てる方法について、心理コーディネーターの織田隼人さんに解説してもらいました。
織田隼人(心理コーディネーター)
男性はヒーロー願望があり「誰かを守りたい」という気持ちを持っているものです。
そんな男性ですから、女性を守りたいという保護欲も、人によって強弱はありますが誰しも持っています。
では、保護欲が強い男性はどんな人なのか、男性の保護欲はどうすればかき立てることができるのかについて見ていきましょう。
保護欲の意味とは? 支配欲とのちがい
保護とは、「かばい守ること」を意味しますが、保護欲と似たような言葉に支配欲があります。
保護欲と支配欲は両方とも「相手に向かっての欲求」という点で似ていますが、ちがう部分もあります。
それは、保護欲は相手を守ろうという欲求であり、支配欲は相手をコントロールしようという欲求であるということです。
支配欲の強い男性は、相手の自由を奪おうとするので危険な相手となります。
一方、保護欲の強い男性は、女性のことを守ろうとするので、過度になるとお節介に感じることもあるかもしれませんが、基本的には女性にとって頼もしい相手となるでしょう。
保護欲が強い男性の心理・特徴とは?
保護欲が強いか強くないかは、ある程度仲よくなれば見えてくる要素です。
保護欲が強い男性はどんな人なのか、見ていきましょう。
(1)面倒見がよくて世話焼き
後輩の面倒をまめに見たり、困っている人がいたらすぐ助けようとしたりする性質の人は保護欲が強いことが多いです。
面倒見がいい人というのは瞬間的に相手のためにがんばるだけではなく、継続的に相手を助けようという意識があります。
長期にわたって面倒をみようとしたり、いつでも世話を焼いたりするタイプの人は、保護欲が強いといえます。
(2)心配性なところがある
心配性な人というのは先回りしてさまざまなことを考えます。
こうなったら相手は困らないだろうか、こんなことを相手はしようとしているけれど大丈夫だろうか、というように予測して考えるので、事前にわかる困難に対処をしようとします。
自分だけでなくまわりの人の困難についても対処をしようという意識が働くので、まわりを助けることが日常になっています。
(3)動物や子どもが好き
動物や子どもはかわいいけれど接するには手間暇がかかる存在です。
手間暇がかかっても動物や子どもなどと接して、そして幸せを感じられる人というのは、相手を守ることで自分の欲求が満たせるという証明でもあるので、保護欲が強い傾向があるといえるでしょう。
(4)強い男でいたいと考えるタイプ
自分自身が強い男性でいたい、と考えるタイプの人も保護欲が強くなる傾向があります。
強い男性のイメージに「女性を守る」という要素が入っているからです。
そもそも、男性にとっての強さはただの攻撃力ではなくて「誰かを守る力」になります。
そういう相手がいることで男性は強くなれるので、強さを意識する男性は保護欲が強くなります。