高円寺駅のほど近くにオープンした、全国でも珍しい“喫茶スタイル”のチーズ専門店「チーズ喫茶 吾輩は山羊である」。落ち着いた喫茶店の雰囲気は、一人で訪れるのにもぴったり。SNSでも話題のチーズ珈琲やレトロな佇まいのプリンなど、気になるメニューをレポートします!
気軽に立ち寄れる喫茶スタイルのチーズ専門店/チーズ喫茶 吾輩は山羊である
高円寺駅から徒歩約2分の場所に、2019年2月にオープンした「チーズ喫茶 吾輩は山羊である」。欧米や日本全国から取り寄せるチーズを贅沢に使ったメニューが楽しめる喫茶店。
これまでチーズ専門店のプロデュースを手がけてきた店主の松田洋輔さんが「もっとカジュアルにチーズを楽しんでもらいたい」と、喫茶スタイルのチーズ専門店をオープンしたのだとか。
なんと松田さんは、約3,000種類以上ものチーズを実食した経験があるそう!その知見を生かし、同店ではその時期に一番美味しいチーズを厳選して使用。軽食からスイーツ、ドリンクまで、幅広いラインアップのチーズメニューを提供しています。
入口の扉を開けると店内は2階建てになっていて、1階はカウンター7席、2階はテーブル10席を用意。
2階は歴史を感じる年代もののテーブルやイス、ステンドグラス製のレトロなランプなどが配された、ノスタルジックな趣きです。
様々な料理が作られるのを見て楽しみたいときは1階席、ゆっくり静かな時間が過ごしたいときは2階席と、その日の気分で選んでも◎。
2階の各テーブルに置かれているのは、 “呼び鈴”代わりの楽器たち。音を鳴らすとスタッフの方が来てくれます。こういう遊び心も楽しいですね。
チーズを心ゆくまで堪能できる、チーズづくしのメニュー
こちらを訪れたらぜひ味わいたいのが、同店オリジナルのチーズ珈琲。
エスプレッソを入れたグラスに、チーズを溶かしたミルクを注ぎ、その上にクリームチーズをのせた、カフェオレのようなドリンクです。
チーズ珈琲は全部で3種類あり、こちらはクセのないフロマージュブランというチーズを使用した「クリームフロマージュラテ」(600円)。この他に、「ゴルゴンラテ」と「チェダーラテ」の2種類を用意。
ひと口飲むと、チーズの風味とコク、コーヒーの芳醇な香りが口の中に広がります。コーヒーの風味もチーズに負けておらず、初めて経験する味わいなのに違和感のない、まとまりのある一杯です。
一日を通して人気なのが、「チーズ喫茶のカスタードプリン」(500円)。
コクのあるチェダーチーズを加えたプリンは、甘さひかえめで、チーズのコクがたっぷり。蒸し焼きにしていて、プリン自体は弾力のある固めの食感。
カラメルソースは、コーヒー豆を漬け込み、加熱してアルコールを飛ばしたブランデーで風味づけ。ほろ苦く大人な味わいに仕上げています。その上にはクリームチーズと、クルミをトッピング。塩気と甘さのバランスも絶妙で、クセになる味わいです。
小腹がすいたときは、トロットロのチーズを贅沢に使った「チーズ喫茶のチーズトースト」(720円)をどうぞ。
カルボナーラをイメージして作られた一品で、石窯で焼いた丸いパンに、7種類ものチーズや、ベシャメルソースに卵黄とチーズを加えたモルネソース、ベーコンをサンドし、焼き上げています。
パンは外側がカリっとしながらも内側はふんわり柔らかく、チーズとの相性もバツグン。チーズとソースの濃厚な旨みが複雑に絡み合い、ボリュームがあるのに最後まで飽きません。