10月12日からの3連休に東京など関東地方を直撃するおそれがある台風19号。どんな準備をすれば良いのか。
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大型で猛烈な勢力の台風19号が、10月12日からの3連休に関東地方を直撃するおそれがある。
台風19号は、先月千葉県に上陸した台風15号と同程度の暴風が予想され、広範囲にわたって影響が及ぶ可能性が懸念されており、9日午後には気象庁が緊急記者会見を行なう異例の事態に。
しらべぇ編集部では、2018年に6つの台風が接近するなど、経験豊富な沖縄・石垣島の島民に、台風接近に備えるべきポイントを聞いた。
①水の確保は最優先
台風接近に備え、最も優先して準備しておくべきものは何か。石垣島に在住するAさんはこう話す。
「やっぱり最低限水は確保したほうがよいです。ペットボトルは凍らせておくと保冷剤にも使えるし、溶けたら飲料水として使えるしいいみたいですよ」
停電・断水に備え、ペットボトルの水を凍らせておくと良いとのこと。台風一過で気温が上がってしまった際など、様々な点で重宝しそうだ。
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②携帯電話の大容量バッテリー
では、情報収集に欠かせない携帯電話はどうだろうか。「今の時代一番困るのが携帯だと思いますね」と語るAさん。具体的な対策としては…
「充電切れたら何も使えないので、それをカバー出来る大容量バッテリーがあると安心です」
とのこと。これで端末の充電切れは多少防げる。しかし、それが使えてもこんな状況に陥る可能性もあるようだ。
「ただ、前回の台風で停電はしなかったんですが通信障害が起きて携帯が全く使い物になりませんでした」
「なので通信障害起きたら一番意味のない物になるんですよね」
通信環境が安定しているのに慣れてしまっていて忘れていたが、通信障害が起こる可能性も考えられる。ハザードマップなどで、避難場所や給水所、避難経路などは予め確認しておこう。
③車のガソリンも満タンに
Aさんがが次にあげたのが、車の重要性だ。「暴風域に入っている間は無理ですけど」と前置きしたうえで…
「車も重要だと思います。暴風を凌げる車庫を持っている人なら、最悪車でエアコンをかけて寝られるし、ラジオで情報収集も出来るし、移動もできます」
とコメント。エアコンにカーステレオなど人が過ごすには最低限の設備がある。台風19号でも、こうした使い方をする状況が発生するかもしれない。
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④家の安全対策も万全に
また、事前に家の安全対策もしておく必要がある。とりわけ重要な窓対策について、AさんはYouTube上にあるオススメの動画を教えてくれた。
「家の対策は必須ですね、ガラス窓なんて余裕で割れますよ。暴風ネット、飛散防止ですかね」
シャッターがない場合はこうした対策が必須とも言える。どれも慌てずしっかり行えば台風接近前にすることは可能な対策だ。
台風は、自然災害の中でも「事前に備えることができる災害」。自分と大切な人の命を守るために、できる限りの対策をしてほしい。
(文/しらべぇ編集部・大山 雄也)