こんにちは。和菓子女子のせせなおこです。「ついつい食べたくなってしまうような、おいしくてかわいい和菓子」をご紹介するこの連載。第18回目は、新潟にある明治屋さんの「浮き星」を紹介します。
秋を迎え、冬が見え隠れするようになってきた10月。収穫を終え、各地で五穀豊穣を祈るお祭りもたくさん見られます。そんなわけで今回は和菓子にも欠かせない”お米”の和菓子を紹介します。
こんぺいとうのような見た目に隠された秘密
今回紹介する浮き星はかつて新潟市民に「ゆか里」という名前で親しまれていた新潟のお菓子。現在は明治屋さん1軒のみが作るお菓子となってしまい、なくなってしまうのはさみしい!そんな思いから「浮き星」へと名前を変え、オンラインや全国の雑貨店などで販売されるようになりました。
かわいい!と第一印象で一目惚れしてしまったこの浮き星、一見こんぺいとうのように見える見た目ですが、実は中身があられなんです。そして食べ方が実に様々でとても新しいお菓子だなと思い選びました。そのまま食べるとシャリっという周りのお砂糖と、サクッとする中のあられが楽しい食感。2~3粒を一緒に口に入れるのがオススメです。
パッケージもとてもこだわられていて、いろんなデザインの缶があります。今回は定番の雪だるま缶にしました。他にも新潟の名物が描かれた「niigata缶」、新潟に飛来する白鳥が描かれた「うきほし deux」などお土産にもぴったり。こんなにかわいかったらお菓子を食べた後に小物入れとして使うのも楽しくなりそうです。
お気に入りのフレーバーとお気に入りの食べ方で!
今回選んだのはいちごフレーバーとゆずフレーバーの2種類。他にも抹茶、ミント、ミルクにコーヒーなど味は全部で8種類。アイスクリームようやヨーグルト用など、2~5種類のミックスバージョンもあるのでどれにしようかものすごく迷ってしまいました。
今回はゆずフレーバーの浮き星をサイダーに入れて楽しんでみました。
もともと「ゆか里」はお湯を注いで飲んでいたお菓子。入れた瞬間にしゅわしゅわ~っと泡が噴き出す瞬間も、ぷかぷか浮き星が浮かび上がってくる瞬間も、とにかく癒されます。HPによるとお酒に入れるのもオススメだそうですよ。
そして、アイスクリームにもトッピング。浮き星だけで食べるよりもフレーバーの香りが増します。また、あられ特有のお米の香りでちょっぴり和風のアイスクリームを楽しむことができました。
新潟のお土産としてはもちろん、普段ちょっと甘いものが食べたい時、きっとこの浮き星がおやつタイムに癒しをもたらしてくれるはず。お気に入りのフレーバーとお気に入り食べ方を見つけてみてください。