思い立ったときに旅行する、心地いいと感じるものを買う、疲れていたら徹底的にダラダラする。迷惑はかけないようにしますが、他人がどう思うかで行動を制限なんかしません。そう思って生きていたら、20代や30代のころより40代のいまのほうが圧倒的に楽しくなったし、幸せです。
それでも私にも手放せないコンプレックスがあります。
それは、「丸顔」ということ。
実は幼稚園児のころから、かれこれ40年以上気にしております。細面で顎がスッとした輪郭の人がうらやましい。でも、ダイエットしてもマッサージをしても丸顔は変わりません。骨が丸いからあきらめてはいるけれど……。こればっかりは他人とくらべているんだなぁ。
だから、みなさんが抱えているさまざまなコンプレックスも、簡単に手放せないこともよくわかります。
でも、ゆっくりでいいです。そんなコンプレックスもご愛嬌と、一緒に愛してみませんか?
イヤだなと思ってしまうコンプレックスですが、視点を変えればほかの人にはない「チャームポイント」だと思うのです。
時間がかかってもいいので、コンプレックスはチャームポイントと受け入れられると、毎日はもっとラクにすごせる気がします。
(文:浅見悦子、イラスト:itabamoe)
浅見悦子
OTONA SALONE編集長・婚活コラムニスト。働くアラフォー女性webメディア「OTONA SALONE」(https://otonasalone.jp/)の発起人。女性の本音とリアルな記事を執筆し、連載「40代編集長の婚活記」の波乱爆笑っぷりが話題になり『40代ご無沙汰女子の、ざんねんな婚活』(小学館)として書籍化。
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