この手口を使う効果と男性心理
悪い男がこの手口を使う理由はひとつです。
貴女を都合のいい人間にしたいから。
つまりは“尽くす女”です。
もちろん、相手のために動いてあげるのは悪いことでありません。助け合いの精神は美しいですよね。
ここで問題なのは「それを利用して、貴女を“尽くす女”にして逃げられないようにする悪い男がいる」ことなのです。善意は悪くありません。善意を利用する存在が悪いということです。
上にも書いたように、男は、なんとしても貴女が尽くすようにしむけます。
それを繰り返すことで、その関係を固めようとします。それを当たり前のように思いこませるのです──どんどん“尽くす女”の役割から逃げ出せなくなる。そして同時に要求もエスカレートするのです。
乙女の好意を踏みにじる行為。まさに悪い男のブラック恋愛術です。
この手口の見破り方と対処法
どうやってこの手口に対処すればいいのか?
とにかく男のために動かされすぎないこと。
もちろん相手のために尽くしてあげるのは悪いことでありません。しかし貴女の好意につけこむ気配があるなら要注意です。
はじめは「100円貸してよ」「こっち座って」といった軽いものかもしれません。しかし、それが水に毒を混ぜるように効いてくるわけです。あとから気づいても大変です。はじめから気をひきしめましょう。
見極めるポイントは「ありがとう」「申し訳ない」という気持ちを男性が持っているか、です。
言葉だけでなく「代わりに今度は僕がやるね」と態度で示してくれるならさらにグッド。もちろん「お前が尽くして当然」というスタンスは論外です。
お嬢さん。
貴女のやさしさは本物です。尽くす行為も美しい。ただ、それを利用しようとする悪い男には気をつけてください。
貴女が“尽くす女”なのが悪いのではありません。あちらが“尽くさせる男”なのが悪いのです。
ちょっとだけ、強くなってみませんか?
(文:浅田さん@令和の魔法使い、イラスト:ますだみく)
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