11月22日は「いい夫婦の日」。この日に向け、さまざまなアンケートや調査が行われていますが、今回紹介するのは「夫婦での会話」のデータです。
江崎グリコが、既婚の男女1000人を対象に夫婦の会話量に関する調査を行いました。97%が夫婦円満のために「会話」が必要と回答するも、実際の「満足度」は結婚期間や家族構成でギャップが生まれているようです。
1日80分以上必要
夫婦円満に欠かせない夫婦の会話ですが、1日何分ぐらい必要か聞くと、平均で80.6分でした。では実際にはどのくらい会話しているのか聞くと、平均で62.7分。必要と思う時間に18分の開きがあります。
これを結婚期間別にみてみましょう。
結婚期間が5年未満の場合の会話量は1日平均83.9分となり、上記の必要な時間を満たしていますが、5年以上になると54.5分と30分短くなっています。
また、同居する子どもの有無でも差が出ています。
子どもと同居していない夫婦は83.9分と必要な時間を満たしていますが、子どもが同居する夫婦の会話時間は48.5分と35分短くなっていることがわかりました。
結婚生活が長くなったり子供がいたりすると、会話時間も短くなってしまうようです。
夫婦間の会話量について足りているかも聞いたところ、65.9%が「足りている」と答えています。
この意識別に夫婦2人で過ごす時間の満足度を見ると、足りていると答えた人は84.4%が2人の時間に「満足」しているのに対し、足りていないと答えた人の満足度は51.6%と低くなり、26.7%が「不満」と答えています。
会話量が足りないと感じることは、夫婦時間の満足度の低下につながるようで、十分な会話量をとることが夫婦時間の質の向上をもたらすようです。
「話せていること」「話せていないこと」
では、皆さんどんな会話をしているのでしょうか。
「話せていること」「話せていないこと」もアンケートでは聞いています。
普段、夫婦で話す内容を聞くと「子どもの近況」(48.0%)、「ニュース・流行」(45.0%)、「健康・病気」(40.9%)が上位でした。
夫婦で話したい内容はというと、「子どもの近況」(50.3%)より、「休暇・旅行」(52.9%)、「夫婦2人の将来」(52.3%)などが上位にきており、自分たちのことを話したいと望んでいる人が多いことがわかりました。
普段の会話と話したい話題の差が大きい項目は、「夫婦2人の将来」「休暇・旅行」「趣味」。つまり、これらが、話したいのに話せていない項目となります。
江崎グリコではこのような結果を受け、「令和初の『いい夫婦の日』は金曜日でもあり、お菓子を食べながら夫婦でゆっくり語り合い、楽しい記念日を過ごしてみては?」と、提案しています。
実は同じアンケートで、いい夫婦の日に夫婦で何かやりたいかと聞いたところ、8割(79.4%)の人が何かしたいと思っており、「外食」(41.0%)に次いで多かったのが「家でまったり」(28.9%)でした。
自宅でお菓子とお茶を囲みながら、夫婦で普段話せないことをゆっくり話す時間、大切ですよね。
調査概要:2019年8月29日~9月1日、全国の20代~60代の配偶者と同居し、配偶者との離婚意向のない男女1000人(各500人)にアンケート調査。
* 記事内容は公開当時の情報に基づくものです。