子どもも大人も大好きな「鶏肉のから揚げ」。毎回料理本を見たり、ネットでレシピ検索をしたりして作る人も多いのでは?調味料の配合を覚えてしまえば、その時間と手間をカットできますよ。今回ご紹介する作り方は、使う調味料が少なく、とても覚えやすい比率なので、ぜひ一度作ってみてください。
これならいつも失敗知らず。割合でおぼえる料理本
料理の失敗で多いのが、きちんと分量をはからず、目分量で作ってしまうこと。そうすると、味が決まらなかったり、作るたびに味が変わってしまったりという残念なことに。よく作る定番料理こそ、しっかり自分のものにしたいですね。
そこでおすすめなのが、料理研究家・石原洋子(ひろこ)さんの本『レシピに頼らず料理は割合でおぼえましょう。』。タイトルのとおり、レシピではなく調味料の割合をおぼえることを薦めています。割合を押さえておけば、材料の組み合わせや分量が変わっても常においしい料理ができますよ。
今回は本の中から、「鶏肉のから揚げ」の作り方をご紹介します。
酒・しょうゆ・しょうがの下味でジューシーなから揚げに
「鶏肉のから揚げ」の下味は、とてもシンプル。酒、しょうゆを1:1、そこに風味づけのおろししょうがを加えるだけ。また粉のまぶし方にもポイント。2回に分けて加え、最後は粉っぽさが残る程度にして揚げれば、サクッとした食感に仕上がります。冷めてもおいしいので、お弁当のおかずにもどうぞ。
材料(2人分)
鶏もも肉 … 小2枚(400g)
片栗粉・小麦粉 … 各大さじ4
揚げ油 … 適量
<下味用>
酒 … 大さじ1と1/2
しょうゆ … 大さじ1と1/2
しょうが(すりおろす) … 大さじ1/2
作り方
1. 鶏肉は余分な脂を除き、大きめの一口大に切ります。ボウルに入れ、<下味>の材料を加え、汁けがなくなるまでよくもみ込みます。
2. 片栗粉と小麦粉を合わせます。(1)に粉類の半量を加え、全体にしっかりまぶします。残りの粉類を加え、粉っぽさが表面に残るくらいにまぶします。
3. 揚げ油を180℃に熱し、(2)をくっつかないように1個ずつ入れます。時々返しながら全体がきつね色になるまで5~6分揚げ、油をよくきります。
本にはほかにも、和洋中の定番79品の作り方が掲載されています。照り焼きのたれ、ごまだれ、三杯酢など、いろいろな料理に応用できるたれの配合もわかる便利な1冊ですよ。ぜひ、ひチェックしてみてください。
photo / 株式会社世界文化社
レシピに頼らず料理は割合でおぼえましょう。
刊行:株式会社世界文化社
定価:1,450円(税別)