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朝「お腹が痛い」と学校に行きたがらない子ども。ママができることとは?

子育て
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子どもが小学生になるとそれまで必要だった送迎もなくなり、子どもが自分の足で登校することになりますね。でも時には、何かをきっかけに子どもが学校に向かえなくなることもあるかもしれません。ママスタにも「学校に行きたくない」と言うお子さんに、どんな対応をしていいものか悩むママの相談が寄せられました。

『小学1年生の息子です。
冬休み明けの3学期から「学校に行きたくない」と言うようになりました。理由は勉強が難しいからだそうです。
行きたくないと言いながらも、ちゃんと毎朝行っていたのですが、今朝は登校したと思ったら「学校嫌だ、お腹が痛い」と言って家に戻ってきました。
「一緒に行ってあげるから頑張って学校にいこう!」と5分くらい説得して、最終的に「もういい! 行けばいいんやろ!」と怒って走りながら学校に行ってしまいました。私も仕事があるので学校に行ってほしかったのですが、本当にこれでよかったのか……。
休ませてあげたほうがよかったんじゃないか……。
でも休ませたら休ませたで、休みぐせがつくんじゃないか……。
親なのに正解がわかりません。みなさんならどう対応されますか?』

朝からお腹が痛いと言って学校に行きたがらないお子さん。でも仕事がある投稿者さんは学校へ行くように説得し、その日は登校させたようです。休ませた方が子どものためなのか、でもそれをきっかけに休みがちにならないか、親としては悩むところですね。子どもが連日「学校に行きたくない」というとき、私たちはどんな対応を取ればいいのでしょうか?

学校に行きたくない原因はなに?

子どもが「学校に行きたくない」と言うことが数日続いたとき、まずはその原因が何かを考える必要がありそうです。投稿者さんのお子さんの場合は「勉強が難しいから」と言っていましたが、それは本音なのでしょうか。

まずは子どもの話を詳しく聞く

『もう少し話を聞いてあげてもいいかもね。
もしかしたら嫌なお友達とかがいて、学校に行きたくないとかあるかもしれないよ』
『本当に勉強が難しいからなのかな? 休みぐせがつくとかよく言われるけど、それは理由も聞かずに休ませたり、休んでるときに親がコミュニケーションを取らないからじゃないのかな? 帰ってきてからや土日にでもじっくり聞いてみたらどう?』
『学校から帰ってきたときの様子を特に気をつけて見てみて。ケロッとしてれば案外平気かも。朝行くときと、帰宅時の様子は大事だよ』

子どもが行きたくない理由は本当に「勉強が難しいから」なのか、その他の理由なのかを見極める必要があるとママたちは言います。まずはじっくりと子どもの話を聞くことが大切かもしれません。また登校するときや、帰ってきたときの子どもの様子を観察してみてという声もありました。

担任の先生に子どもの様子を聞く

『1回担任の先生に、電話で学校での様子を聞いてみたらいいと思う。
うちの子の場合、朝やけにダラダラするな、イライラしてるなと思いながら見ていたら、学校から電話がかかってきた。「学校の玄関から教室に入るまで、すごく時間がかかる状態がしばらく続いてる」って言われて、初めてこれは行きしぶりだと気がついたよ。
親が知らないことを先生が知ってるかもだから1回様子聞いてみて』
『今言ってる「行きたくない理由」が本当かどうかわからないから、しばらく様子を見たり、先生に聞いてみたり、ほかのお母さんと話したりして気をつけた方がいいかも。うちも行きたくないってなって、結果、友達関係だったことがある』
『2年生になるプレッシャーも、そろそろあるのかもしれません。
「今朝、登校をしぶりまして、学校での様子はどうですか?」と、連絡帳なり電話なりで、早めに担任に相談して対処するのが一番だと思います』
『まず今日下校してきた息子さんの様子を見てあげて下さい。
ケロッとして帰ってくるようなら、たぶん甘えじゃないかなと思います。
もちろん学校の話を聞いてあげて下さいね。
頑張ったことをたくさん褒めてあげて下さいね。
もし、帰ってきてもツラそうでしたら話を聞いてみて、必要なら担任の先生に様子を確認してみた方がいいかもしれないです。原因があるのから、早めに解消してあげてほしいと思います』

日々子どもと接している担任の先生に話を聞くことも手ですね。先生に聞けば、勉強のことや友達関係のことなど、親が見えていない学校生活での様子がわかりそうです。そのほかにも、同じクラスのママや子どもに話を聞いたりすると、学校の様子を知ることができるかもしれません。

問題を解消するためにママができることは?

何が原因なのかが少しでも見えたら、子どもと一緒に解決のためのサポートをしていく方法をママたちは提案しています。

勉強で分からないところを一緒に見ていく

『帰ってきたら「お腹は大丈夫だった?」と聞いて「今日の授業で分からなかった所はあった?」とたずねて対応する』
『放課後や土日に、宿題や教科書をゆっくりみてあげて予習復習する。5分ずつでいいから。勉強がわからない不安をやわらげて、「よくできたね」って褒めてあげて、それでも嫌がるなら別の理由を考える』
『勉強が原因なら、夜や週末に時間を作って勉強をみてあげる。まだ小1なら教えられるし、子どももちゃんと聞いてくれるよ』

子どもがもし本当に勉強で苦手なところがあれば、一緒に教科書を読んだり問題を解いたりしながら、サポートしていくといいようです。時間がないママは、夜や休日に時間が取れるといいですね。

「ママはいつでも力になる」ことを伝える

『学校での話をそれとなく聞いてあげて、「もし、なにか困ってるなら一緒に考えるから教えてね。お母さんは味方だから」と話す』
『苦手なところを家でお母さんが「できてるよ! 大丈夫だよ!」って言ってあげるだけでも、勇気が出てくると思います』
『冬休みは、苦手な漢字の復習をバッチリして、「これで、学校始まっても大丈夫だね」と背中を押したら、しぶることなく普通に学校生活に戻ることができました』

「ママはあなたが困っているときは力になる」、「ママはいつでもあなたの味方」であると伝えることで、子どもも安心して前に進めると言うママもいました。

専門機関に相談することも視野に入れて

子どもの悩みには寄り添いたいと考えていても、ママ一人では解決策が見えないことも、もちろんありますよね。文部科学省は、教育相談の充実を図るべく、専門家の支援が受けやすい相談体制の充実を図っています。そのうちの一つとして、スクールカウンセラーを全公立小中学校に配置することを目標としているため、学校のスクールカウンセラーや相談員など、専門家の支援による相談もできるようになってきました。学校の先生以外に相談できる方がいるのは心強いですね。また、東京都教育相談センターのように、教育相談センター、教育相談室、教育支援センターなどさまざまな名前で、子どもの教育や不登校などについて相談できるところが各自治体にあります。困ったときにはママ一人で悩まず、公的なサポートに頼ることも手ではないでしょうか。

専門家の支援が受けやすい相談体制の充実を図っています
スクールカウンセラーを全公立小中学校に配置することを目標
東京都教育相談センター

参考:文部科学省|文部科学省における 平成31年度児童虐待防止対策 関連予算要求について、学校における教育相談の充実について

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