子どもの気持ちを受け入れることが大切
実際に登校したがらない子どもに悩んだ経験のあるママたちから、どのような対応をしてきたのか、経験談も寄せられています。
『うちは「漠然とした不安」を訴えて夏休み明けにしぶりましたが、2週間ほど登校に付き添い、担任との連絡帳のやりとりで早期解決に成功しました』
『仕事が休みの日は一緒に登校したり、家で様子を見て落ち着いてから登校させたりしてました。先生にも軽く状況を説明して、配慮してくださったのか、しばらくしたら落ちついて、今は毎日元気に登校してます』
『私の息子も小1なんですけど、お腹が痛いと言われて1日休ませた事があります。
本当に痛いのかは分からないけど、息子の様子を見て、無理矢理行かせるべきではないと判断しました。
そのときは大型連休の後なのと、計算カードが制限時間内になかなか出来ず自信喪失していたようで、それが原因で行きたくないのかなとも思ったのもあります。
その代わり、明日は行くという約束で休ませました。
そしたらやっぱり痛がる様子はなかったので計算カードや問題集をみっちりやらせました! 学校を休んでも結局一緒かと思わせるように。
それからは勉強も理解していくうちに学校が楽しくなってきたみたいで、最近は行きしぶることはありません。
むやみな甘やかしはダメだし学校は大事だけど、子どもの様子がおかしいときは、1日心の休みを取らせることも大事かなと私は思ってます』
『うちの娘も同じ感じでした。
私も休ませないために、話を聞いたり、なだめたり、キツく言ったり毎日毎日が試行錯誤でした。原因があるのなら、早めに解消してあげてほしいと思います。
過保護と言われても、子どもにとって1番の味方は親ですもんね。
うちは3年生まで続きましたが、悩みながらも気長に付き合っていきました。
今は4年生ですが、1度も学校行きたくないと言わないので、乗り越えてくれたと思います。今は心配かもしれませんが、気長に付き合ってあげて下さい』
実際に子どもの「学校に行きたくない!」という登校しぶりに悩んだママたちは、子どもや先生たちに話を聞き、原因となる問題を見極め、毎日の登校に付き添うなどして気長に付き合ったと言います。どのママも、まずは子どもの気持ちを受け止め、じっくり向き合ってきたことが分かりますね。一番身近にいるママが子どもの気持ちをよく聞いて寄り添ってあげれば、きっと子ども自身が前に進む勇気を持てるようになることでしょう。
文・山内ウェンディ 編集・井伊テレ子