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「感染爆発が始まった」 『アッコにおまかせ』専門家の解説に悲鳴

『アッコにおまかせ!』出演の感染症専門家が「オーバーシュート」に言及し、スタジオからは悲鳴が。

12日放送の『アッコにおまかせ!』(TBS系)に、長野保健医療大学の特任教授・北村義浩氏が出演。新型コロナウイルスの急速な感染拡大について解説し、ネット上に反響を呼んでいる。

■「大火事が始まった」

番組序盤、テレビなどで再三耳にする「オーバーシュート(感染爆発)」について、「すでに起きているのか」とスタジオメンバーから問われた北村氏。

「もう始まってます」と即答し、「放っておけばどんどん拡がっていくので、対策が必要です」と話す。改めて和田アキ子から「爆発してしまってるんですか」と聞かれると、「爆発始まっちゃいました、って感じですね」と回答。

和田アキ子

さらに和田から「爆弾に点火されたようなもんですね」と念押しされると、「そうですね」と頷く。「火事で言うと大火事が始まったっていうこと」と状況を解説すると、スタジオからは「ええ」と一斉に悲鳴が上がった。

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■接触を8割削減するには?

一方で、「消火できないわけでは、まだない」と話す北村氏。「このまま燃え拡がっては困りますし、我々にはできることを…」と訴えた。

さらに、その「できること」の代表として、「電車、バスの利用は控える」「出勤はしない」「外食は控えてテイクアウトにする」「宅配、出前はドアを挟み会話は最小限に」の4点を挙げる。

これらを国民が一斉に実行できれば、安倍晋三首相が訴える「人との接触の8割削減」を叶えることができる可能性が高い、と話した。

■新規感染者6千人を境に…

また番組では、「8割削減」ができなかった場合とできた場合の比較をグラフにして紹介。1日あたりの新規感染者数が、およそ6千人に到達するあたりが、その分岐点となっている。

できなかった場合(対策なし)は、そのまま新規感染者数が8千人、1万人と急速に伸びていくが、8割減できた場合は、6千人の地点で折り返し、急速に減っていき、およそ20日間のあいだでゼロに近づいていく。

また、そのあいだで2割ほどの接触削減にとどまった場合、6千人地点で一度千人ほど減るが、数日後には再び6千人、8千人…と対策なしの場合とほとんど同じ軌道を辿っていくことが示された。

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■「みんなでstay home」

スタジオメンバーと同じく、視聴者からは「オーバーシュート始まってるのか…」「怖い。もうやだ」と相次ぐ悲鳴が。その一方で、8割減に希望を見出し「みんなでstay home。これしかない」「乗り切ろう」と、ポジティブなコメントも見られた。

連日、新規感染者数が大幅に増えていく日本。いま一度、自分たちが分岐点になっていることを認識し、消火に向けて一丸となっていく必要があるだろう。

(文/しらべぇ編集部・清水 翔太)

清水 翔太
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