新型コロナウイルスの拡大の影響で学校が相次いで休校になったことにより、家で子どもたちの勉強を見ているママもいるのではないでしょうか。1限、2限……と決められた学校教育のカリキュラムがない家庭で、子どもにどこまで勉強をやらせれば良いか、不安に感じているママは少なくないかもしれませんね。ママたちは子どもたちの家庭学習をどのようにやっているのでしょうか。
新型コロナウイルスの拡大の影響で学校が相次いで休校になったことにより、家で子どもたちの勉強を見ているママもいるのではないでしょうか。1限、2限……と決められた学校教育のカリキュラムがない家庭で、子どもにどこまで勉強をやらせれば良いか、不安に感じているママは少なくないかもしれませんね。ママたちは子どもたちの家庭学習をどのようにやっているのでしょうか。
『休校中の家庭学習はどれくらいやっていますか? 学年と性別も合わせてお願いします。うちは新2年生の女子。午前1時間と午後1時間半くらいです』
宿題をやるくらいでほとんどやらないというご家庭
『新中1、新小5まったく勉強していない』
『小3。国語と算数とアルファベットのドリルを毎日やっているけど、40分くらいで終わってしまう。あとはYouTube、DVD、Netflixとかメディア浸け。天気いい日は下の子と庭でちょっと遊ぶくらい』
『うち、全然やっていない。課題を出されたものはやっているけれど、宿題感覚で、はい終わったー! ゲームゲーム! って感じ』
『宿題が出ているからそれをやるくらい。個人的にやっている事は九九が怪しいから復習を兼ねて九九を唱えるくらいしかしてないわ』
まったく家庭学習をやらないというママから、やっても宿題だけというママまで……。それぞれの家庭の勉強の状況が寄せられました。「せめて宿題だけでも」とママが思っても、宿題さえ子どもにやらせるのが難しい家庭もあるでしょう。せっかく休校だから、子どもが好きなことをさせたいと考えているママもいるでしょう。いずれにせよ親の方針や子どもの性格によっては、子どもそれぞれの勉強の進みぐあいに開きが出てきそうですね。
計画的に家庭学習をやらせているママたち
計画的に子どもに勉強をさせているママたちの声もありました。
午前と午後でわけて勉強をさせているママたち
『小4 小6共に午前40分×3、途中休憩入れつつ。午後はなし』
『小6男子。午前、午後2時間ずつ。合計4時間』
『午前と午後、40分を2セットずつ。小2。それでも勉強量少ないと思っている。勉強時間増やしたいけど、私がほぼ付きっきりだから家事に支障でちゃう。少し先取りできたらいいなくらい』
『小3、午前中は私が用意した課題を2~3時間していたけど、今週から学校の宿題が出たから夕方に+1時間ぐらいかな。算数と英語と漢字は先取り、理社は3年の分、あと2年の国語算数の復習』
午前中にみっちり勉強をさせ、午後は自由時間にさせているママもいました。あるいは午前と午後で勉強時間を決めてやらせているというコメントもありました。午前と午後にわけて勉強の時間を決めるのは、習慣化しやすそうです。家庭学習の時間割を決めてしまえば、今後もし休校が長期化したとしても続けられそうです。一度、家族で家庭学習のやり方を相談して、子どもの勉強方針を決めるとのちのち楽かもしれませんね。
1日5時間以上勉強をさせているママもいる
『中2、塾のオンライン授業の2時間も含めて、1日6時間は勉強と決めている。学校と塾の課題中心。夜の1時間だけは、その日にやったもののチェックと間違えたところは私が教えている。課題が片付いたら、去年の復習と今からの予習を半々くらいでやらせていくつもり』
『中1と小3。1日5時間やらせている。上の子は小学校の復習ドリルとチャレンジタッチで予習。1日30分だけどオンライン授業もある。下の子はとりあえず市販のドリルで復習。来週カードが届くらしいから、そしたら漢字は進めようかな』
『みーっちり、やっている。やった方が、生活習慣が崩れないからやっているよ。中1と小1』
『小4。男子。学校の時間割通り。勉強が終わったらゲーム』
中には家庭学習をしっかりさせているママもいました。受験が控えているなど、子どもの置かれた環境によって学習量は異なるでしょう。学校の時間割通りに勉強をやらせているママもいました。学校の時間割通りに子どもに勉強させる場合は、ママの負担も増えそうです。親子ともに無理のない範囲で続けられるといいですね。
勉強している子どもと勉強してない子どもの学習格差が開くかも
『している子はめっちゃしているね。ほんとに休み明けの差がこわいわ! ほんと、みんな勉強しないで』
『うちまったくやっていない。習い事もないし友達ともほとんど会わないから毎日ゲームにテレビにYouTubeで遊びまくっている。これ、やっている人とやっていない人の差が休み明けすごそう。怖すぎて考えないようにしている。みんな、勉強しないでー!』
家庭学習をしっかりやっているママの投稿を見て、まったくしていないママたちは危機感をつのらせたようです。ただ家庭学習量が多いからいいとは、一概には言えないでしょう。たとえば先取り学習をしすぎた子どもが、休校開けの学校の勉強を退屈に感じるかもしれません。家庭学習はあくまでも自主的な取り組みです。教える保護者が教員免許を持っていない限りは、教育のプロが教える学習ではないので、本当に子どもが理解しているかを折に触れて確認していく作業が必要になることもありそうです。
ママたちが家庭で休校中にできることは、休校が明けたときに子どもの学習状況を先生に正確に伝えられるよう把握しておくことではないでしょうか。子どもとじっくり向き合う時間ができる休校中の機会を利用して、親が子どもの勉強の得意不得意を見極め、休校が明けたときに、子どもの勉強をサポートできるように体制を整えられたらいいですね。
文・安藤永遠 編集・しのむ