『ドラえもん』で母の日に関するエピソードを放送。土手に咲くたんぽぽを渡したのび太に、母・玉子がかけた言葉が反響を呼んだ。
9日放送の『ドラえもん』(テレビ朝日系)で母の日にまつわる「こころにささるおもいヤリ」というエピソードを放送。野比のび太の母・玉子のセリフが反響を呼んでいる。
■土手のたんぽぽを渡すのび太
母の日当日、ドラえもんと玉子は買い物の帰りに、スネ夫から最高品質のカーネションを貰えると喜ぶスネ夫のママと遭遇。
その後、母の日にのび太がプレゼントを渡すのか心配になったドラえもんがのび太を探したところ、泥だらけになりながら土手に咲くたんぽぽを数本抜いている様子を目撃してしまう。
「たんぽぽなんかじゃママはがっかりする…」と不安をおぼえたドラえもんは、『おもいヤリ』という喜びや感謝の気持ちが増幅するひみつ道具を出し、のびたが玉子にたんぽぽを渡す直前に使用。見事、たんぽぽで玉子を大喜びさせることに成功させた。
関連記事:実写版「ドラえもん」CM、違和感を完全無視したおじさんしかいない世界線
■「ありがとう」と感謝
そして、玉子はたんぽぽを貰えたことを町内中に自慢し、スネ夫親子にも誇らしげにアピール。のび太とドラえもんは暴走する玉子を慌てて止めに入る事態に。
するとそのタイミングで道具の効果が消えてしまい、玉子は我に返ってしまう。スネ夫の前で恥ずかしくなったのび太が「これはジョークだよ、あはは」とごまかすと、玉子は「このたんぽぽ、のび太が母の日のプレゼントにくれたんです。キレイに咲いているでしょ。きっと一生懸命、キレイなのを選んでくれたのね。ありがとう」と感謝の言葉をかけるのだった。
■母と子の絆に感動の声
のび太からのプレゼントを喜ぶ玉子に、SNS上では「最高に泣ける」「あたしなら号泣しちゃう」「ママ目線で見たら泣けた」「のび太のママの気持ちめっちゃわかる」と感動の声が続出。泥だらけになってたんぽぽを用意するのび太の母親思いな一面も、反響を呼んだ。
また、玉子がなぜ喜んでいるのか理解できないスネ夫に対して、「ただのたんぽぽを特別な花にしてしまうのが、母と子の絆ザマス」とフォローしたスネ夫のママにも称賛の声があがっている。
関連記事:マクドナルド、ハッピーセットの「箱に書かれていたモノ」が切なすぎる
■あなたのお母さんは何点?
心からのび太のことを愛している姿に、胸を打たれた視聴者は多かったはず。「理想の母親」との声もあがっているが、世間は自分の母親のことをどう思っているのだろうか。
しらべぇ編集部が全国20〜60代の男女1,340名に「母親に点数をつけるとしたら、10点満点で何点?」と意識調査を実施したところ、平均点は6.54点。もっとも多いのが「10点」で約2割という結果になっている。
母の日にプレゼントを贈る予定がなかった人の中にも、今回の放送を見て何か贈ろうと思った人もいたのではないだろうか。
最高品質のカーネションでなくても、玉子のように「ありがとう」と喜んでくれる母親はきっと多いはずだ。
(文/しらべぇ編集部・二宮 新一)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2017年4月21日~2017年4月24日
対象:全国20代~60代の男女1,340名(有効回答数)