『ドン・キホーテ』が近隣の飲食店へ向けて打ち出したサービスに、注目が集まっている。
豊富な品揃えと卓越したアイデアで世間を驚かせてきた『ドン・キホーテ』が、新たなる企画をスタート。ネット上では称賛の声が多数上がっている。
■新型コロナの影響
新型コロナウイルスが各業界に与えた影響は甚大で、中でも飲食店は苦境に立たされている。テイクアウトなど新たな方向に活路を見出す店は多いが、それでも平時と比べて売り上げは大きく落ち込んでしまったようだ。
そんな中、新宿のドンキでは「あるもの」を無料提供して注目を集めている。
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■この発想はなかった
同店の店頭を見てみると、何やらカラフルな張り紙が貼られている。文面を見ると「近隣の飲食店の皆様へ」「この場所を無料提供いたします」というメッセージが。
どうやら飲食店のテイクアウト販売などを応援する目的で、スペースを開放しているようだ。立地条件によってはそもそも「テイクアウトを行なっていること」自体がアピールしにくい店もあるため、このサービスはかなり助かることだろう。
■ふと気になったのは…
しかし、多くの客の来店が見込めるドンキ店頭に出店を希望する店は、かなり多いのではないだろうか。そこでドンキ側に話を聞いてみると、「複数の店舗が出店できるよう、スペースを調整している」とのこと。
また、店ごとに提供する時間帯は「10時から15時まで」と「16時から20時まで」の2部制をイメージしているため、多くの店がスペースを利用できる機会がありそうだ。
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■「さすがドンキ」と称賛の声
地域の経済を気遣ったドンキの提案に対し、ネット上では「素晴らしい心意気!」「さすがドンキだよ」「本当にありがたいね。自粛警察でなく、こういう行為が今求められているものだと思う」といった称賛の声が多数上がっていた。
非常時だからこそ大勢の人々に、今回ドンキが示したような「助け合いの精神」の大切さを理解してほしい。
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)