収束しても、在宅勤務したい。
(ake1150sb/istock/Getty Images Plus/写真はイメージです)
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言から1ヶ月程度にもかかわらず、その間で生活が大きく変わった人も少なくないだろう。
なかでも会社員の労働形態は激変。在宅勤務者が増加し、「全く会社に行ってない」人も。そんな人からは「毎日会社に行く生活、もう無理かも…」「このままずっと在宅がいい」という声も出ていると聞く。
■コロナ収束後も在宅勤務したい?
世間の有職者はコロナ収束後の「在宅勤務」についてどう考えているのか。しらべぇ編集部は全国の20~60代の有職者811名に意識調査を実施。
結果、「収束後も在宅勤務をしたい」と答えた人は37.1%、家で仕事をするよりも、「会社に行きたい」と考えている人が多いことがわかった。
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■女性の割合が高め
在宅勤務希望者を年代別に見ると傾向が出た。
全体的に女性の割合が高く、30代は53.8%。小さい子供を抱えながら仕事をしている人も多い世代だけに、通勤しないほうが楽と考えているのか。ただし、40代は29.6%と会社出勤を希望する人が多くなっている。年代で意識が異なっているようだ。
■在宅勤務を希望する人の声は
コロナ収束後も在宅勤務を希望したいと話すのは30代女性のHさん。
「4月初めからずっと在宅勤務が続いた。もうすっかり慣れてしまい、毎日会社に出勤する生活に戻るまで時間がかかりそう。
会議はWebで充分だし、得意先には家から直接行けばいい。通勤時間を仕事に充てることができるし、在宅勤務のほうが全てにおいて効率的」
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■出勤を希望する人も
一方40代男性のSさんは出勤を希望する。
「最初は在宅勤務もいいなと思ったけど、ひとりでずっと家にいるのは苦しく、気分が落ちる。また、他の社員との情報交換も大事だと思っているので、やっぱり出勤したい。
ただ満員電車は感染リスクが高いし、やっぱり嫌。時差通勤を認めてもらいたい。朝9時始業という画一的なルールは、コロナを機に撤廃してもいいのでは」
意見が分かれる在宅勤務の今後。新型コロナウイルスの収束後、各企業が検討することになりそうだ。
(文/しらべぇ編集部・佐藤 俊治)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2020年4月24日~2020年4月27日
対象:全国20代~60代の有職者811名 (有効回答数)