メイク道具のお手入れ、していますか?
今、コスメの進化はめざましく、ベースメイクもポイントメイクのアイテムも、質感や発色にこだわった製品が増えています。だからこそ、重要なのは使いこなすための「道具」なんです。
例えばファンデーションやチークを塗るときに欠かせないブラシ。汚れたままで粉やダマがついていたり、毛先が開いていたり、メンテナンスが不十分だと、使い心地や仕上がりに大きく影響してしまいます。
メイク下手の原因は道具のせいかも…
均一に塗れるはずのファンデーションなのに、筋ムラになったり、厚みが違ったり、肌あたりがチクチクしたり、色がくすんでしまったり…。これって絶対にソン! メイク道具のメンテナンスを習慣にすることをおすすめします。
道具をメンテナンスすべき理由
1. メイクが手早くキレイに仕上がる
2. メイクアイテムを清潔に保つことができる
3. 雑菌の繁殖を防ぎ、肌トラブルを防げる
でも、お手入れはめんどうくさい
「道具のメンテナンスって、めんどうくさそう…」その気持ちもわかります! でも、億劫になって、お手入れを先延ばしにしていると、どんどん汚れや傷みが積み重ねってきてしまいます。こまめなお手入れがいちばん!
プロのお手入れ法は?
そこで、手軽にできるメイク道具のお手入れ法を、プロのへア&メークアップアーティストの方に教えていただきました! 先生はテレビや雑誌など幅広く活躍する佐藤美香さん。
佐藤美香さんプロフィール へア&メークアップアーティスト山本浩未さんに師事。アシスタントを経て独立し、現在はテレビ、雑誌、広告など幅広いメディアで活躍中。メイクレッスンのイベントなども行っています。
プロのお仕事道具拝見!
撮影の現場では、何種類ものブラシを用意し使い分け。大切な道具は撮影終了後に、きちんとお手入れをしているそう。「使い終わったらすぐにキレイにしておけば、お手入れはそんなにめんどうくさくはありませんよ」と佐藤さん。
道具別にお手入れ法をレッスン!
毎日使う、ブラシ、スポンジ、パフのお手入れを紹介します。「いつも清潔で、肌触りのよい道具を使うことで、メイクの腕もメキメキ上達します」と佐藤さん。使い終わったら、できる限り、その日のうちにメンテナンスを!
1.ファンデーションブラシ
リキッドファンデーションに使用するブラシは、主にナイロンなど化学繊維素材を使った人工毛。毎日行いたいのは、使用後にティッシュペーパーなどで、残っているファンデーションをふき取ること。これだけでも全然違いますよ。
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そして汚れが目立ってきたら洗います。専用のクリーナーかぬるめのお湯に薄くとかした中性洗剤や石けんを手のひらにとり、ブラシをクルクル。ふり洗いしながらよくすすぎ、タオルなどで水気を押さえ、筆先を整えて乾かします。
2.パウダーブラシ
フェースパウダーやチークパウダー用のブラシ。山羊やリスなどの動物の毛を使ったもののほか、人工毛で作られたものもあります。毎日、きちんと粉をはらい落とすようにしておけば、頻繁に水洗いする必要はありません。
きれいなティッシュ用意し、色がうつらなくなるまで粉を落とします。また、目の粗いコームで筆先をとかすと、中に入り込んだ粉や汚れが落ち、ブラシの毛を整えることができます。