仕事や恋愛、人間関係などで落ち込んだとき、「誰かの言葉に励まされたい」と思うことってありますよね。いくつもの困難を乗り越えてきた先人たちの言葉で、気持ちが前向きになれるかもしれません。今回はコラムニストのみくまゆたんさんに、「前向きになれる名言」を厳選してもらいました。
つらい、悲しい、挫折、失恋……。生きていると、いいことばかりではなく、そんな苦しい出来事にも何度か遭遇するもの。
もちろん、つらい目に遭っているのはあなたばかりではありません。一見、人生うまくいっているような人でも、実は見えないところで多くの壁や失敗を乗り越えています。
そこで今回は、著名人、歴史上の人物たちの前向きになれる名言を、それぞれの状況別に紹介します。
落ち込んでいる、困難を乗り越えたい、恋愛スランプの方など、今つらい状況の方はぜひ参考にしてみてくださいね。
仕事で落ち込んでいる人へ
仕事でミスが続く、上司に叱られる、人間関係がうまくいかないなど、嫌なことが続くと会社を辞めてしまいたくなることも。そんな時は、前向きになれる名言を振り返るのがおすすめです。
特に著名人、成功者の中には、ミスをポジティブに受け止めるのがうまい人が多いです。彼らも、成功の影では多くの失敗をしています。その姿勢を見習って、困難を乗り越えていきましょう。
松下幸之助の名言
「失敗すればやり直せばいい。やり直してダメなら、もう一度工夫し、もう一度やり直せばいい」 by 松下幸之助
仕事で失敗した人におすすめなのが、電機メーカー「パナソニック」を一代で築き上げた、実業家・松下幸之助のこの名言です。
一度や二度のミスでは、決して落ち込む必要はありません。むしろ、失敗を反省して成功につなげることが大切であることを、この言葉は教えてくれます。
リンカーンの名言
「君がつまずいてしまったことに興味はない。そこから立ち上がることに関心があるのだ」 by リンカーン
上司に叱られる、仕事で行き詰まった時などに思い出してほしいのが、第16代アメリカ合衆国大統領であるリンカーンの言葉です。
失敗は、そこで立ち止まるのではなく、そこから反省してどう巻き返すかが重要です。成長したいのであれば、落ち込むよりもまず先に失敗を見つめ直して次の成功に生かしましょう。
ニーチェの名言
「人生には進歩と退歩の2つしかない。現状維持とは、つまり退歩している証なのだ」 by ニーチェ
仕事に慣れてくると、ついつい「このままでいいのだろうか……」と思い悩んでしまうことも。
そんな時、おすすめなのがニーチェの名言です。今の仕事で満足できない、自分のやりたい仕事をさせてもらえないなどで悩んでいるのであれば、現状維持に甘んじるのではなく、思い切って資格取得や勉強をするなどしてスキルアップを図りましょう。
自分の能力を高めることで、きっとやりがいのある仕事に巡り合えるチャンスが訪れるはずです。
ウィンストン・チャーチルの名言
「成功も失敗も終わりではない。肝心なのは続ける勇気だ」 by ウィンストン・チャーチル
仕事でミスをすると、つい落ち込んでしまうもの。ミスが続くと、ふと仕事を辞めたくなってしまうなんてこともあるでしょう。
そんな時に背中を押してくれるのは、第二次世界大戦の最中、イギリス首相となったウィンストン・チャーチルの名言です。
どんなに失敗しても反対を受けても、最後まで自分を貫き、挑戦し続けることをやめなかったチャーチル。ミスが続いた時にこの言葉を思い出せば、きっと「悩んでなんていられない」と背中を押されることでしょう。
イチローの名言
「壁というのは、できる人にしかやってこない。越えられる可能性がある人にしかやってこない。だから、壁がある時はチャンスだと思っている」 by イチロー
難しい仕事や困難な課題を目の前にすると、ついつい「自分に出来るだろうか?」と怖気づいてしまうもの。しかし、難しい仕事とは、能力のある人にしか任されないのです。つまり、難しい問題が立ちはだかるということは、あなたに乗り越えられる力があるということ。
もし壁にぶち当たったときは、イチローさんのように「チャンス」と捉えましょう。そうすることで、ポジティブな気持ちで問題に立ち向かえるようになるはずです。