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コロナで赤字世帯は6.2%増!アンケートからひも解く、みんなのリアルな家計事情

節約・マネー

新型コロナウイルスにより「家計やお金の使い方が変わった…」という方は多いのではないでしょうか。「コロナショック」ともいわれ経済にも大きな影響を与えた新型コロナウイルスですが、実際の家計への影響は……?

新型コロナウイルスで収入が減った人は45.8%

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prtimes.jp

お金の情報サイト「まねーぶ」の全国500世帯を対象にしたコロナ感染症対策(自粛期間中)における収入変化についての調査によると、「収入が減った」は45.8%。

収入減の理由としては、「仕事の減少(業務委託含む)」45.0%、「勤務先の休業」41.5%が挙げられています。

一方で「収入は変わらない」は53.0%、「収入が増えた」1.2%と収入に影響が出ていない世帯も半数を占めています。

新型コロナウイルスによって、収入に影響が出た人と出ていない人は大きく分かれたようです。

今回の調査の監修を務めた稲村 優貴子さんの指摘通り「会社員や公務員に比べ、自営業、フリーランスや派遣などで働く人や、自粛や休業による影響を受けやすい職種の方の収入に大きな影響が出た」と考えらえます。

指摘

新型コロナウイルスによる赤字世帯は6.2%増!

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同調査の3月~5月度の3か月間における家計収支変化では、3月度は平均値9.1万円・中央値6万円に対し、5月度は平均値6.2万円・中央値4.5万円となっています。3月度の平均値と5月度の平均値を比べると、家計の黒字額は約3万円ほど減少していることが分かります。

また、家計収支が赤字となった世帯割合は、3月度の15.6%に比べ5月度は21.8%と6.2%増加しています。

新型コロナウイルスの影響により、全体的な家計の黒字額は減少傾向にあるようです。

個人的な見解としては、家計の収入が減ったと回答した方が多かったことも黒字額の減少に影響していると考えます。

新型コロナウイルスにより赤字の家計になってしまった方は、まずは長期的な赤字なのか短期的な赤字なのかを見極めることが大切です。

長期的に赤字が続くと見込まれる方は早急な見直しが必要ですが、短期的な赤字であれば当面のやりくりを再考することから始めるとよいでしょう。

一番深刻なのは、もともと赤字の家計の方が新型コロナウイルスによりさらに赤字が拡大してしまうケースです。
公的支援や各種の給付金などを含めた家計の立て直しを早急に計画しましょう。

新型コロナウイルスにより増えた消費支出は「食費」「水道光熱費」

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同調査によれば、3月~5月度の3か月間で増えた消費支出は、「食費(自炊)」、「水道光熱費」。マスクや消毒液など感染予防に関する支出が増えたためか「日用品費」は第3位。テレワークやオンライン授業などの影響からか「通信費」も第5位となっています。

一方で減った消費支出は、「交通費」、「外食費(テイクアウト含む)」、「交際費」、「趣味費・娯楽費」。

外出自粛による生活の制限により、みなさんのお金の使い方にも変化が現れているようですね。

現状では、第二波、第三波がいつ起こるか分かりませんから、今後も同じような自粛生活になることは充分に想定できます。
当面は、新しい生活様式に合わせたお金の使い方を意識することが必要になると考えられます。
「家にいるとストレスがたまる」と無駄な買い物などをしないようにしつつ、家計が赤字にならないよう工夫する必要があります。

みなさんの新型コロナウイルスの家計への影響はいかがでしたか?
家計に深刻な影響があった人も、大きな影響がなかった人もいるのではないでしょうか。
中には本当の「コロナショック」はこれからという意見もあります。今は大きな影響がない家計の方も、これから大きな影響が出る可能性も充分考えられます。

深刻な影響が出てしまった人ほど、必要なのは「現在の家計の見直し」です。

一時的な給付金などの臨時収入だけに頼らず、根本から家計を立て直していく方法を早期に取り入れることが必要です。家計の見直しは家族みんなで取り組むことで、現実的な対策が見えてきます。収入減でも崩れない家計を作れるよう、しっかり情報を共有することが大切ですよ。

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