東京ディズニーランド・シーの新型コロナウイルス感染防止策に驚きと称賛の声が相次いだ。
7月1日より営業を再開している東京ディズニーランド、および東京ディズニーシー。再開にあたり、意外かつ効果的と思われる新型コロナウイルス感染拡大の防止策に称賛の声があがっている。
■特に注目が集まったのは…
新型コロナウイルスの感染拡大を防止するためとして、パークの入場者数の制限、入場時の検温、イベントやプログラムの中止など、様々な施策を講じているディズニーリゾート。
この他にも、行列に並ぶ際に2mの間隔を保つためのラインを引いたり、各所にアルコール消毒を設置したりしているが、特に多くの人が注目していたのは「トラッシュカン」(ゴミ箱)への工夫だったようだ。
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■蓋が開いた状態で固定されている
両パークにはノーマルのものとペットボトル用のトラッシュカンが設置されているが、そのノーマルのものは、通常時は蓋があり、それを押し込んで内部にゴミを入れる構造となっている。しかし、現在は蓋が開いた状態で固定されているのだ。
普段は構造上、ゴミを捨てる際に蓋に触れなければならないが、これであれば全く触れることなく捨てることができるため、かなり安全だろう。
■「コンビニもこうなってほしい」
なお、こちらの施策は、両パーク並びに、オリエンタルランドが運営しているショッピングモール「イクスピアリ」でも実施されていた。
小さな工夫であるが、感動したという人は多いようで「蓋に触らずにゴミを捨てれるように口が固定されてる。 こういう細かな部分の配慮のレベルの高さに感動した」「今日ディズニーで地味に一番感動したこと。ゴミ箱の蓋が開けてあったこと」といった声が続出。
また、この施策に対し「コンビニのゴミ箱もこうなってるといいなと思いました」と他の場所でも実施してほしいと感じた人も少なくないようだ。
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■収束後にテーマパークへ行きたい人は…
新型コロナウイルスの影響でなかなか出かけることもままならない現状。終息したら外出を思いっきり楽しみたいという人は多いはず。しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女2,168名を対象に調査したところ、39.6%が「終息したらテーマパークに行きたい」と回答している。
来園した人の安全を確保しつつも楽しい時間を過ごしてもらいたい、そんな気持ちが伝わってくる素敵な施策なのではないだろうか。
(取材・文/しらべぇ編集部・ステさん)
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ「Qzoo」
調査期間:2020年7月3日~2020年7月7日
対象:全国10代~60代の男女2,168名(有効回答数)