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*初 LOCARI連載コラム*「引き立て役」に先を越された“アラサー独身女”の運命

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提供元: EYEDDiCT
ビューティ

“引き立て役”だと思っていた友人の結婚。

その時"独身アラサー女子"の私を待ち受けていたのは、

驚きや焦り、どこか置いてけぼりにされたような気持ち。

...そして運命を変えた1つの出会いだった。

(前回のおはなしはコチラ)↓

*初 LOCARI連載コラム*「引き立て役」に先を越された“アラサー独身女”の運命

"一目惚れ"という言葉通り、最初に人は"目"で恋をする。 人は中身などとキレイ事並べたところで、人は美しいものに心をうばわれるもの。 賢い女性は最大限に自分を美しく見せる方法を知っている。 そして、それを知らない「結婚できない女」にはある"共通点"があった・・・。
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「好きな人ができたんだ」

大学時代付き合っていた彼に、そう別れを切り出されたことがあった。

その相手が仲の良かった友人だったと知った時は怒りと悲しみが同時に押し寄せてきて、当時は人間不信になりかけたほどだった。

大学で出会い、交際期間は2年。

"彼が全て"というほどではなかったにせよ、 私なりに本気で好きだった彼との失恋は胸に深い傷を作った。

あれから7年。

彼とはすっかり連絡を取ることもなくなっていたが、今度大学時代の仲間たちが集まるBBQにその元カレが来ると聞いて以来、なぜだか最近妙に落ち着かないのだ。

当時の失恋の傷はとっくに癒えていたはずなのに、今更どうしてこんな気持ちになるのだろう。

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…いつもの様に親友の舞に電話する沙織

舞「え、マジ!?大丈夫なの?」

元カレのことをよく知っている舞にBBQのことで電話をすると、舞は驚いたように声を荒げた。

沙織「さすがに今でも好きってわけじゃないけど、なんかソワソワしちゃって」

舞「そうなんだぁ。・・・でもさ、もしかしたらそれってチャンスかもよ!」

沙織「チャンス?」

突然、突拍子もないこという舞に聞き返した。

舞「あんな振られ方したんだし、せっかくなら綺麗になって見返してやんなよ!」

私は思わずゴクリと唾を飲んだ。

(確かに。せっかく元カレと再会するなら、ちょっと見返してやりたいかも)

きっと今でもこんな風にソワソワしてしまうのは、消えたと思っていても私のどこかで当時のトラウマが潜んでいるからだ。

とはいえ、見返すと言っても具体的に何をすればいいのかわからなった。

舞「結婚式のときすごい可愛かったじゃん!またカラコンつけてみたら?」

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…少しはしゃいでる様な口調の舞

舞にそう言われて、結婚式の時のことを思い出した。最近はめっきり男性から声を掛けられる機会もなかったのに、カラコンのおかげであんなに素敵な男性が私に声をかけてきたのだ。

もしかしたら…と思った。

沙織「…じゃあそうしよてみよっかな?」

舞「BBQならちょっと冒険した色のやつでも似合うかもよ!」

(そっか。せっかくだしこないだよりちょっとだけ派手なカラコンも試してみようかな?)

舞のアドバイスを受けて、さっそく私は財布を持って駅前のコンタクトショップに駆け込んだ。

派手、といっても私が選んだのはギャルっぽいものではなく、色素が薄い上品な印象のくすんだヘーゼルカラーのものだった。

試してみると、瞳に透明感が出てキラキラして見え、不思議なことにそれだけでいつもの自分と違って見えた。自分で言うのもなんだけど、ぐっと“垢抜けた“感じがする。

(へえ。カラコンって種類によって結構印象も変えられるんだぁ)

今更ながら、舞がカラコンを手放さない理由がわかったような気がした。こんなに簡単にイメチェンできるなら私ももっと早く取り入れとけばよかったと少し後悔すらしたほどだ。

久しぶりにソワソワして目を覚ました朝。

BBQ当日がやってきた。

昨日夜中まで迷っていたコーディネートと、ちょっと挑戦したカラコンメイクでBBQ場に足を運んだ。スマホを片手にみんながどこにいるのか探してみる。

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…みんながどこにいるのか探す沙織

(あ、いたいた!)

沙織「みんな久しぶり〜」

みんなをみつけると、私は思わず手を振りながら駆け寄っていった。

「何かキレイになった!?」

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…みんなは楽しくBBQを始めていた

友人「沙織久しぶり〜!あれ、何かキレイになった!?」

友人「本当!やっぱ働く女子はいつまでも綺麗なんだね!目が輝いてるもん」

沙織「え、そうかなぁ?」

友人たちに褒められ、私はつい嬉しくて頬をゆるませていた。

(やっぱカラコン入れてきて正解だった!)

皆は少し歳を重ねているものの、全然変わっていない。すごくキレイになった子もいなければ、その逆もない。唯一変わったことと言えば、ここにいる女子の中で結婚していないのは私だけで、他の友人たちには既に"帰る家庭"があるということだろうか。

雅美もそうだが、正直大学時代1番最初に結婚するのは私だと思っていた。それは自惚れなどではなく、周りからもそう言われていたのだ。

けれど結局、最後まで売れ残ったのは私だった。

そう思うとチクリと胸に痛みが走る。

それでも7年という月日を感じさせないほど、相変わらず和気あいあいとしていて、 まるで大学時代に戻ったかのような錯覚に陥った。

元カレとのことで大学時代は辛い思い出ばかりだと感じていたけど、そうではなかったのかもしれない。

「お〜やってんな〜!」

ふいに背後から聞こえた声に、私の胸は途端に高鳴り始めた。

(この声、もしかして・・・)

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そしてドキドキと胸を鳴らしながら、恐る恐る私が振り返ったその先にいたのは・・・

次回 「これって運命の再会・・・!?」

沙織の未来を変えたのは?

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"一目惚れ"という言葉通り、最初に人は"目"で恋をする。 人は中身などとキレイ事並べたところで、人は美しいものに心をうばわれるもの。 賢い女性は最大限に自分を美しく見せる方法を知っている。 そして、それを知らない「結婚できない女」にはある"共通点"があった・・・。
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プロローグ "一目惚れ"という言葉通り、最初に人は"目"で恋をする。 人は中身などとキレイ事並べたところで、人は美しいものに心をうばわれるもの。 賢い女性は最大限に自分を美しく見せる方法を知っている。 そして、それを知らない「結婚できない女」にはある"共通点"があった・・・。
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*初 LOCARI連載コラム*「引き立て役」に先を越された“アラサー独身女”の運命

"一目惚れ"という言葉通り、最初に人は"目"で恋をする。 人は中身などとキレイ事並べたところで、人は美しいものに心をうばわれるもの。 賢い女性は最大限に自分を美しく見せる方法を知っている。 そして、それを知らない「結婚できない女」にはある"共通点"があった・・・。
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[Staff]
撮影/飯岡 拓也 ヘアメイク/只友 謙也(P-cott)

[Model]
yu.i.k.a  kiyoko1207

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