スタジオジブリは18日、アニメ作品の場面写真を毎月ネット上にアップしていくと発表。ファンから歓喜の声が上がっている。
アニメ制作会社・スタジオジブリは18日、これまで制作してきたアニメ作品の場面写真を毎月ネット上にアップしていくと発表。
アニメ作品の静止画やイラストは権利問題が非常にセンシティブだが、ジブリ側は「常識の範囲でご自由にお使いください」と画像の使用ルールを示しており、そのあまりに寛大な対応にネット上が沸いている。
■名シーンが続々
「今月からスタジオジブリ全作品の場面写真を順次提供することになりました。今月は、新しい作品を中心に8作品、合計400枚提供します」と言葉を添え、『千と千尋の神隠し』『崖の上のポニョ』『風立ちぬ』『ゲド戦記』『借りぐらしのアリエッティ』など8タイトルのサムネイル画像を並べたジブリ公式HP。
それぞれの作品をクリックすると50枚ずつの作品内静止画が格納されており、たとえば『千と千尋の神隠し』では千尋が異界に迷い込むシーンから、ハクとの出会い、油屋との別れなど、ファンにはたまらない名シーンが満載となっている。
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■「常識の範囲で」
公開ページには、スタジオジブリのプロデューサーである鈴木敏夫氏の肉筆で書かれた「常識の範囲でご自由にお使いください。」という注意書きが。
非常に曖昧にも感じるが、ネット上で作品の感想を述べる際や、この取り組みの紹介、さらにはツイッターのアイコンに使用するなどの用途の際は、おそらく大きく問題視されることはないだろう。
さらに来月以降は、今回公開された8作タイトルとは別作品の静止画をアップするようだ。
■過去にもレア画像が…
5月、同社はWEB会議などで使うための背景用画像として、各作品の静止画をアップし「ご活用いただければ幸いです」と案内していた。
合計24作品の象徴的なシーン画像のほか、スタジオジブリの屋上写真、鈴木プロデューサーの机写真といった遊び心に富んだ画像が公開され、新型コロナウイルス下でもアニメファンを喜ばせようとする同社の姿勢はネット上でも広く評価されていた。
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■感激の声が続々
今回も大盤振る舞いすぎるスタジオジブリの取り組みに、ツイッターでは一時「#スタジオジブリ」がトレンドワードになった上、「これは素晴らしい」「粋なことしてくれた」「ジブリ太っ腹!」「公式でこうやって出してもらえるのすごく嬉しい!」と感激の声を上げるファンが続々。
「トトロ楽しみにしています!」「ハウル待機」と来月以降公開される作品を楽しみにしているファンの声も目立っていた。
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(文/しらべぇ編集部・キモカメコ 佐藤)