名前の由来・歴史・伝説
ラテン語の「aqua(水)」と「mare(海)」が語源で、海の青を示す言葉です。
ギリシャ神話では「海が荒れた時、海の精の宝物が浜辺に打ち上げられて宝石になった」ものがアクアマリンだと伝えられており、「海の宝物」や「人魚石」とも言われます。
穏やかな海の色のイメージから、船乗りたちに航海上の安全を守る守護石として用いられてきました。
中世ヨーロッパでは夜会用の宝飾品として大変人気があり「夜の宝石の女王」などの美称をもつ石です。また、ダイヤモンドと共に、フランス王妃マリー・アントワネットが愛した石としても有名です。
石言葉
沈着・勇敢・聡明
アクアマリンが持つ石の力
「喜び」「勇気」「人生の光」を象徴するアクアマリン。
穏やかな海は、時に荒波に変化したりします。それは私達人間も同じ。人生という航海を希望の光で導き、荒波から持ち主を守ってくれることでしょう。
不慮の事故や災難から身を守ってくれる効果もあるといわれています。
普段は何とも思わない他人の言動になぜかいら立ってしまったり、口調がきつくなってしまったり。コミュニケーションがうまく取れない時にアクアマリンは優しく手を差し伸べてくれます。
乾いた心や荒んだ心に潤いを与え、安定した情緒を保つように働きかけてくれる力を持っているのです。
アクアマリンを身に着ければ、どんな局面に立たされても、柔軟な心で他人や自分自身を愛せるようになるでしょう。
アクアマリンのお手入れ方法
アクアマリンのモース硬度(※)は7.5~8と高く、比較的扱いやすいパワーストーンといわれています。
※モース硬度とは鉱物の硬さの尺度の一つ。1~10まであり、10がダイヤモンドで1番硬い。
お手入れする際は柔らかい布で優しく拭いて下さい。水晶クラスタ―やセージ、流水、月光浴、クリスタルチューナーなどを用いて定期的に浄化を行うと、よりパワーを発揮してくれますよ。
誕生石はプレゼントにもぴったり
「永遠の若さ」を象徴するアクアマリン。
出会った頃の気持ちを忘れないようにとの願いを込めて、結婚の際に夫婦で取り交わすと末永く幸せでいられるといわれています。
また、水に関係する仕事をしている人にもお守りとして最適なので、プレゼントするのもおすすめです。
アクアマリンを手にされた皆さまに、たくさんの幸せが降り注ぎますように。
(山本奈央/All Aboutパワーストーンガイド)