この秋冬はどんなニットを着る?
寒い季節のおしゃれに活躍するニット。今年もいろんなタイプが登場、本当にいろんな種類がありますよね。そこで今さら聞けないニットの編み方の種類や、この秋冬注目のニットのデザインをまとめて解説していきます!
ニットの編み方の種類
①アラン柄
アイルランドにあるアラン諸島で漁師さんたちが着ていたというセーターが始まり。寒い海で着るため、防寒性を重視した編み方になっています。
ロープや漁の網のような柄は、その昔に万が一の海の事故に備えて、個人を特定できるようにさまざまな模様になっていったことが根底にあるんだとか。大漁を示す意味も。
②ケーブル編み
日本語では「縄編み」のことをいうケーブル編みは、名前の通り縄のような柄の編み方のことを言います。
ケーブル編みのみで構成されたニットだけでなく、いろんな模様を組み合わせたり、アラン柄の中にケーブル編みが組み込まれているものも多いです。
③畦編み
表目と裏目が交互になるように編む畦編みは、ボリュームがあって秋冬らしい温かみがあります。
まるでストライプ模様のように縦のラインが現れて、モコモコした感じにならないのが魅力。リブ編みとも呼ばれています。
④ガーター編み
表目と裏目が交互に出る畦編みに対して、ガーター編みは一段ごとに表目と裏目が出るように編みます。そのため、柄は横シマに。
ボリュームのあるデザインにも向いていて、たっぷりとした袖を表現することができます。
⑤ミラノリブ
イタリアのミラノで誕生した編み方のミラノリブは、横方向に畝が出るニットです。きゅっとしっかり編まれていて、見た目はまるで一枚の布地から作られたよう。
パリッとハリがあるので、ワンピースやパンツ、ジャケットなどによく使われます。
⑥天竺編み
表から見たときと裏から見たときで編み目の見え方が異なるので、表裏が判別しやすい編み物です。シンプルなニットやTシャツなどでよく見る編み方で、厚みが出ないのが特徴です。
天竺編みはメリヤス編みとも言って、ラフに見えすぎないエレガントな雰囲気。冬の通勤服やキレイめデートコーデなどにも活躍してくれます。