気遣いができる人の特徴はどんなものでしょうか? 年齢を重ねるほどできて当たり前とされ、気遣いができないことがマイナスになることもあります。今回は、仕事を含めた人とのコミュニケーションに活用できる、愛される気遣いテクニックを紹介します。
気遣いができる人とは? 心遣い、気配りとの違いや意味
気遣いができる人の特徴
気遣いとは、うまくいくように、または失敗しないように気をつかうことを意味し、例文としては「接待の気遣いに疲れる」「お気遣いいただきありがとうございます」「気遣いができない人だ」などというように使われます(※編集部調べ)。
また、類語である心遣いは相手のためを思っていろいろと気をつかうことや配慮、お礼のお金やお礼状などの意味もあり、気配りは手落ちや失敗のないようにあれこれ気をつけることなどの意味があります(※編集部調べ)。
いずれも、生まれ持ったものではなく社会人として生きていく上で身につけていく人間力のひとつで、年相応に身につけておきたいもの。年齢を重ねれば重ねるほどできて当たり前とされ、気遣いができないことがマイナスになっていきます。
そこで今回は、仕事を含めた人と人とのコミュニケーションに活用できる、愛される気遣いテクニックを紹介します。
気遣いができる人1:相手が答えやすい質問をする
答えやすい質問かどうかで、会話が弾むか決まります
質問上手は聞き上手といいますが、話が苦手な人や消極的な人とコミュニケーションの際には矢継ぎ早な質問では「責め立てられている、うまく答えられずストレスを感じる」と感じさせてしまうこともあります。
かといって、クローズドクエスチョンと呼ばれる、イエスノーで答えられる質問ばかりだと会話が盛り上がりませんよね。そこで、3択4択にして答えやすくするのをおすすめします。
「次のデートは映画か、遊園地か、あなたが行きたいところ……どれがいいですか?」と答えのアイデアを出してあげる気遣いです。また、「私は映画かな、あなたは?」とand youの法則で聞くとさらに答えやすくなります。
気遣いができる人2:「大丈夫?」を使いこなす
「大丈夫?」は何度使っても、嫌がられません
特に男性に使ってもらいたいのが、「大丈夫?」です。寒くない?暑くない?疲れてない?といちいち心配し、うまくいくように失敗しないように気をつかっていることを伝えましょう。
何度も鬱陶しいだろうと思うかもしれませんが、気遣い上手になりたいと考えているあなたの場合は、言い過ぎるくらいでちょうどいいので大丈夫。思いついたらどんどん言うようにして自信を持って使いこなしてください。
気遣いができる人3:「体調悪い」「忙しい」と言うのはやめる
その体調悪い、ホント???
逆に、大したこともないのに体調不良を訴えたり、忙しい忙しいと言って相手に気を遣わせるのはやめましょう。伝える場合は、察してちゃんになるのはやめて、だから私はこうしたいということまで言葉にしましょう。
例えば、「体調が悪いから、今日のデートは延期させて」「顔を見たいからお食事だけ行きたいな」「今日は疲れちゃったから、少し休憩したい」というふうに伝えます。「忙しい」と言うのは、今後の誘いを断る口実にも聞こえますし、マウンティングだと思われることもあるので言っても損しかありません。
もし相手に「忙しい忙しい」と言われたら、私だったら「振られちゃった! じゃあ一年後に予約ね」と可愛く嫌味を言いますね(笑)。
気遣いができる人4:話題がないなら、「逆時系列」でインタビュー
「逆時系列の法則」で現在から過去までを遡って聞いていきましょう
話すことがなくなってしまった、とデートで沈黙するカップルは少なくありませんが、よくよく聞いてみるとロクに会話をしていなくて、相手のことを全然知らないじゃない、ということが起こります。
今現在の相手の話――つまり、仕事・家族・趣味・ライフスタイルの話だけでも2、3時間は持ちますよ。そこから逆時系列でどんどん聞いていけば、話題は尽きません。つまり、今の仕事の話を聞いたら、その前のお仕事は? 社会人の前の学生時代は? と5年前、10年前にさかのぼって話を聞いていけばいいのです。
相手の話は相手の方が絶対に詳しいので、常に相手を立てることができますし、質問することで相手に興味を持っていることも伝えられますよ。
気遣いができる人5:言いにくい指摘やお願いは「私は」を主語に
「私は」を使えば、グッと頼みやすくなります
こんなことを言ったら図々しいと思われるかなと思ったら、「私は〇〇だから」と自分を半歩下げてみましょう。「私、〇〇が苦手だから、ちょっと手伝ってもらってもいいですか?」というふうに伝えると、相手を立て、気遣いながらお願いごとを伝えやすくなります。
気遣いができる人6:「よろしければ」などクッション言葉を使う
クッション言葉はどんどん使っていきましょう
これはもう、気遣いの王道ワードですよね。「よろしければ、帰り道はお送りします」「よろしければ、次のデート代はわたしがお支払いしますね」など、一歩踏み込んだ気遣いをするときに使うといいでしょう。
積極的にアピールをしてもどこかやわらかく感じますし、遠慮がちな人でも、「助かります、じゃあお願いします」とあなたの気遣いに乗っかりやすくなるのです。