気遣いができる人7:アドバイスは自分から求める
相手に話をさせるのは「7:3の法則」。是非試してみてください
7割聞いて、3割話す「7:3の法則」は聞き上手の鉄則です。人は誰でも自分の得意なことを話すと気持ちがよく、「教えてください」と頼られればうれしいものです。ちょっと会話に詰まった時には、相手を立てるために、「教えてください」と言ってみましょう。
ただ、自分が話す立場の場合、仕事の話ばかり、噂話ばかりの人は嫌われますから、たとえ気持ち良くても良きところで切り上げましょうね。
気遣いができる人8:「姿勢や仕草」で気遣いを伝える
仕草や姿勢は無意識のうちにでてしまうものです
相手に対してリスペクトがあれば、姿勢や仕草も美しくなります。やたら周囲をキョロキョロ見回したり、踏ん反り返ったり、肘をついてだらだらした態度が癖になっている人は要注意。とくに恋愛に不慣れな男性は、女性の目を見れない、爪をむしってしまうなどの仕草が出て、ドン引きされることがあります。
ガチガチに緊張する必要はないですが、どう見られているかを意識するのも気遣いのひとつ。背筋を伸ばして、目線は喉元に置き、時々目を合わせて微笑むくらいは身につけておきたいですね。
気遣いができる人9:見ない、言わない、気付かない……「~しない」
その一言で好感度が大きく変わるかもしれません
「スカートが曲がってますよ」と言ったら「こういうデザインなんです」と怒られたことがある男性は少なくないのでは。気遣いのつもりでよかれと思って指摘したのに、恥をかかせてしまうことがあるので、見た目のことはその場で言葉にせず、見て見ぬふりをしたほうがいいでしょう。鼻毛が出てると思ったら、自分の鼻毛を気にしてみるとか、さりげなく伝えるのがマナー。
ほかに「しない気遣い」といえば、相手が自虐風に自分や家族を卑下したときに、「あぁ、そういう人いますよね!」などと全力で乗っかると、(自分で言っておいて)ヒドイ!失礼な! となったりするので、曖昧なお返事にとどめましょう。
気遣いができる人10:自分の情報開示をするのも気遣いのひとつ
自分の情報は伝えられることはきちんと伝えておきましょう
恋愛に不慣れなカップルの場合、相手を気遣いすぎて連絡を後回しにして自然消滅することが多々あります。片方は「こんな遅い時間に連絡したら悪いかな」と思い、もう一方は「連絡がこないということは脈なしかな」と思っていたりするのです。ですから、お互いに何時なら連絡を取りやすいです、と教えることが気遣いになります。
「仕事でスマホをオフにしてしまうので、LINEの返事が遅くなるかも。でも、もし遅くてもよかったら、夜に電話できるので、かけてもいいですか?」と相手が行動しやすいように、不安に思わないように伝えましょう。
自分の都合で電話やデートが遅い時間になる際は、「明日も仕事なのに、遅くまでつきあわせてごめんね」とお詫びするのも印象がいいでしょう。
気遣いができる人11:お金の心遣いには、気遣いでお返しを
お返しは気持ちです。お礼の気遣いが出来る人は、結婚も早いのが特徴です
冒頭で、心遣いはお金のことを指すこともあると言いましたが、お金に関する気遣いはとても大事ですよね。内祝い文化のある日本人は、何事も相手に負担してもらったら、半返しでお礼をするのが基本の礼儀です。きっちり割り勘や半返しでなくても、次の食事代を負担するか、ちょっとしたギフトを贈ったりするとお互い気持ちがいいもの。
婚活でも、毎回デート相手にご馳走させ貢がせてしまい、金遣いが荒いのでは?お金目当てなのでは?とフラれる人もいます。一方で、気遣いのできる人は、お見合いを申し込まれた側なのに「わざわざ遠方まで来てもらったので」と交通費を出したりし、好印象をゲットした例もあります。
気遣いができる人12:謙遜は「ありがとう」に言い換え
自分を否定して、価値を下げる必要はありません。素直にありがとう、と伝えれば良いのです
相手から褒められると、「そんなことありませんよ!」と気遣いのつもりで即座に否定して謙遜する人がいます。でもそれって、相手の行為を否定して、自分のことを下げ、会話もストップさせる、トリプルのマイナス効果になっていますよ。今すぐ口癖を「ありがとう」に変えて、相手が勇気を出して褒めてくれたことを肯定して喜ぶ、という気遣いに変えていきましょう。
「そういわれるとうれしいです、ありがとう! いや、まぐれみたいなものですけどね」など、ユーモアを交えて軽く答えられるとさらに好印象なので、自信がついてきたら試してみては。
気遣いができる人の特徴とは
以上、たくさんの気遣いについてお伝えしました。他人に気遣いができる人とは、相手がしてほしい、されたらうれしい、心地よいことを察することができ、それを積極的に言葉にしたり行動に移したりできる人のことです。つまり、とっても気が利く人なんですよね。
でも、「自分は気が利かないタイプなんで……」と諦めたらそこで終了。気遣いは自分で身につけるものですから、今日から習慣にして身につけていきましょう。習慣にすれば自分にとってそれが当たり前になり、周囲からは気遣いができる人間力がある人と見え、当然、人間的にモテますよね。「また会いたい」と思わせる人になれれば、結婚や恋愛、夫婦生活や仕事もうまくいくはずですよ。