(3)どことなく影がある
一匹狼は、深い悲しみや傷付いた過去を背負い乗り越えている人が多いです。
彼ら彼女らは、幼少期に不遇な経験をしていたり、ひどい裏切りに遭ったりしていることは珍しくなく、生きてきた中で「サバイバル能力」を身に付けたケースもよくあります。
つまり、「誰も守ってくれないから自分の身は自分で守るしかない」と思っている人が多いですね。
前述した孤独になる人の多くは、自分を守るために傷付くことを避けて生きるのに対し、一匹狼は、傷を乗り越えて強くなったから、いざという時に戦うことができます。
一匹狼の恋愛傾向3つ
次に、一匹狼の恋愛傾向を3つ解説します。
(1)信用しないと付き合わない
基本的に一匹狼は、あまり人を信用しません。
なぜなら、簡単に人を信用して裏切られた過去を、身をもって経験していることがよくあるからです。
そして一匹狼は、「どういう人間が信用できるか?」という独自基準を持っているので、その基準に沿わない人に心を開くことがないんですよね。
それは恋愛においてさらに顕著に現れることが多いのですが、その理由は、他の人間関係に比べて肉体的にも精神的にも距離が近くなるのが恋愛だからです。
なので、特に恋愛関係になる異性を選ぶ際は、慎重に判断しているといえるでしょう。
(2)理解してくれる人じゃないと付き合わない
一匹狼の多くは自分を貫く生き方をしているので、周囲から理解されないことがよくあります。
そういうことがあまりにも多すぎるので、当の本人は慣れっこなんですが、やはり心のどこかでは「ちゃんと自分を理解してほしい」という気持ちがあるんですよね。
しかし、本当に自分のことを分かってくれる人はあまりにも少ないことも理解しているので、それが時折見せる寂しさの表情になるというわけです。
言うまでもなく、自分のことをちゃんと理解してくれない人に心を開くことはできませんから、彼ら彼女らにとっての信用と理解はセットになっていることが多いです。
(3)自分がない人間とは付き合わない
同族嫌悪という言葉がありますが、一匹狼は同類の異性と付き合うことがよくあります。
一匹狼同士がくっ付くというケースですね。
自分と共通した部分が多いから分かり合えるというわけです。
一匹狼の異性をあえて選んでいるわけではなく、自然と恋愛関係になったというケースがほとんどですが、彼ら彼女らが絶対と言っていいほど選ばないのが、「自分がない人」。
一匹狼は自分軸がはっきりしている上に、つらい過去を乗り越えて自分で人生を切り開いてきたから、人に流されてぬくぬくと生きてきた人を見ると、イライラすることがよくあります。
なので、たとえ性格が違っても、自分と同じように自分軸が明確にある異性しか選ばないんですね。