スタッフが見つけた、みなさんの「ものづくり」の気持ちを刺激する、おすすめの本をご紹介します。「つくる」息抜きに、または「つくる」きっかけにしていただけたらうれしいです。今回は、『ほんものみたいなジュエルソープ』をピックアップ。
本との出会い
おもしろそうな本はないかなあ、と書店に立ち寄ったときに、思わず目に飛び込んできた美しい鉱石たち。
なんと、本物の鉱石のような見た目をした「ジュエルソープ=石けん」だとわかり、自宅でできる「ものづくり」を探していたので、迷わず購入。しかも、この一冊で30種類の宝石モチーフをつくることができるというからおどろきです。
ページをめくるたびに心がときめく
さっそく家に帰って、ページをぺらぺらとめくってみました。
ジュエルソープが並んだページは、どれもうっとりと見惚れてしまうほどの美しさ。
さらに、ひとつひとつの宝石について、誕生石月や和名などのミニ知識も掲載されていて、勉強になります。
創作意欲をかき立てる
着色料のページは、いわゆる「色見本」のようなページなのですが、これまたとても美しく、ずっと眺めていたくなるほど。
「この色とこの色でグラデーションをつくってみたい」「この色とこの色を混ぜれば、きれいかも!」と、想像力がむくむくと湧き上がってきました。
初心者にもやさしい
レシピページでは、工程が丁寧に説明されています。石けんや着色ジェルの分量、溶かす温度など…なんだかスイーツのレシピのようでおもしろい(笑)。どれも、すぐにつくってみたいという気持ちになりました。
ということで、さっそく
必要材料を購入して、今回は初心者にも挑戦しやすそうなシリコン型を使った「ジュエルソープ」づくりにチャレンジしてみることに。
香料は大好きなチュベローズをチョイスしてみました。ちょっとした実験みたいで、好奇心をくすぐられます。
まずは気になる色の着色ジェルを溶かした石鹸に混ぜ、冷やし固めてみました。1滴の違いで色にかなり差が出ます。
今回は、サファイアブルー、バイオレットブルー、パールピンクの着色料を使用。色のかけらを、時間差でシリコン型に流し込み、ときに混ぜ、冷やし固めたら、ジュエルソープの完成。
すこし気泡が入ってしまったけれど、きれいにできあがり、大満足。光にかざすと、本物の鉱石のように見えて、幻想的です。
読み終えてみて
まずはお試しで制作してみましたが、友だちの誕生日に「誕生石のジュエルソープをつくってプレゼント」なんていうのも粋ですよね。本の中で、贈りものとしてのラッピングテクニックや、インテリアとしての活用法も紹介されているので、いろいろなカラー、香りで挑戦してみたいと思います。
タイトル:『ほんものみたいなジュエルソープ』
著者:みなみざわ ななえ
発行:日本文芸社
この本を教えてくれたひと:minneスタッフ せんせい
文 / 堀田恵里香 撮影 / 西巻香織