植物園で開催中の幻想的なライトアップイベントやお寺で美しい紅葉とともにゆっくりと過ごすひととき。そんな束の間の休息にぴったりな関西エリアの紅葉名所をご紹介します。日帰りでも十分満喫できる、今この時しか愛でることができない紅葉巡りの旅はいかがでしょうか。
世界中の樹々を光で彩るライトアップイベント
秋の京都に行った際には、紅葉を愛でに京都府立植物園を訪れてみてはいかがでしょうか。
「日本一おもしろい、心やすらぐ植物園」を目指し、今秋も「世界の紅葉ライトアップ」が開催されます。イロハモミジや海外原産のメタセコイヤ、イチョウなど、世界の樹々を光で彩るライトアップイベントは見応えあり。特に、なからぎの森周辺の池では、約200本ものイロハモミジが水面に映る姿は絶景です。
約250本の多彩な紅葉が楽しめる夜の紅葉散策
高山植物の紅葉を楽しみたい方には、標高約865メートルに位置する六甲高山植物園がおすすめ。標高の高い六甲山では例年京都の街よりも早く色づき、園内のイロハモミジをはじめ、ツツジ類やブナ、カラマツ、シロモジ、コアジサイなど、約250本の多彩な紅葉を楽しむことができます。
夜になると赤・黄・橙などに色づいた木々がライトアップされ、昼間とは違う幻想的な空間に。また、夜の紅葉散策に関連して、園内に展示されている「六甲ミーツ・アート 芸術散歩2020」出展作品のライトアップや、夜間のみの出展作品が楽しめる「ザ・ナイトミュージアム~夜の芸術散歩~」も園内で同時開催しています。
境内一面に広がる美しい秋の風物詩
京都といえば寺社仏閣。ということで、最後にご紹介するのは、眼病平癒の祈願所として、平安時代より眼病に悩む人々に信仰されてきた柳谷観音 楊谷寺の風光明媚な紅葉イベント「柳谷観音 紅葉ウイーク」。本イベントでは、代々伝わる天皇家から下賜された寺宝展や上書院特別公開のほか、限定御朱印授与も行われます。
天皇家・公家や特別な客のみを通してきたという上書院からは、戦前に古都百庭として選ばれた名勝庭園(浄土苑)を眺めることができ、そこから望む紅葉は感動的な美しさだとか。
また、SNSや雑誌で話題のフォトジェニックな「紅葉のなないろ花手水」も。季節に合わせた花や植物が選ばれるとのことで、鮮やかな紅葉の美しさはぜひ今のうちに写真に収めておきたいですね。
日帰りでも旅気分を満喫できる紅葉スポットへ
高山ならではの多彩なラインナップや寺院で心ゆくまで堪能できる圧巻の紅葉など、関西エリアで人気の名所を3スポットご紹介しました。
今年の紅葉狩りはどこへ行こうかとお悩みの方は、日帰りでも旅気分を満喫できる紅葉名所へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
世界の紅葉ライトアップ
会場:京都府立植物園
住所:京都市左京区下鴨半木町
開催期間:2020年11月14日(土)~11月29日(日)
時間:17:00~20:00(※最終入園 19:30)
京都府立植物園
夜の紅葉散策
会場:六甲高山植物園
住所:神戸市灘区六甲山町北六甲4512-150
開催期間:2020年11月1日(日)〜11月23日(月・祝)
営業時間
平日 /17:00~18:30
土日祝/17:00~19:30
六甲山ポータルサイト
柳谷観音紅葉ウィーク2020
開催場所:柳谷観音 楊谷寺
住所:京都府長岡京市浄土谷堂ノ谷2
開催期間:2020年11月1日~2020年12月6日(日)
開催時間:9:00~16:00(16:30 完全閉門)
柳谷観音 楊谷寺