昔に比べて結婚の平均年齢が上がり、晩婚の人が増えている現代。若いうちに遊べるなど良い点も多いですが、問題点もあります。晩婚のメリット・デメリットをこちらで確認しておきましょう。
結婚の平均年齢は、ある調査によると1990年が25.5歳だったことに対して2019年は29.4歳。
この結果からもわかるように、日本では晩婚化が進んでいます。
30歳前後で結婚する人が多く、なかにはもっと遅い人も増えているのが実情です。
早い結婚が良いと言われる中で、晩婚におけるメリットとはどんなことがあるのでしょうか。
晩婚だからこそのメリットとデメリットについて、見ていきましょう。
メリット:経済的に落ち着いている
晩婚の大きなメリットは、経済的に落ち着いていることです。
早い結婚の場合、結婚した時点での経済力は、まだ大きくありません。
しかし、晩婚の場合、お互いにある程度の貯蓄を既に持っているため、最初の時点で安定しているのです。
そのため、子育てに関しても経済的に余裕のある子育てができます。
子供に習い事をさせたり、旅行に連れて行ってあげたりすることも可能です。
そして、共働きであれば老後にも備えられるでしょう。
メリット:お互いに精神的自立がある
早い結婚の場合、お互い若いため、些細なことで喧嘩になることが多いようです。
しかし、晩婚の場合は、お互い精神的に落ち着いているので、喧嘩になることはあまりないでしょう。
さまざまな経験を経た2人は精神的に自立しているため、相手のことを思いやる気持ちが持てて、小さなことで喧嘩をするようなことがなく、話し合う余裕もあり、関係が上手くいきやすいのです。
メリット:若いときに楽しんだ
晩婚の場合は、20代の若いときに人生を謳歌してきた人がほとんどかもしれませんね。
好きな趣味を楽しんだり、海外旅行に行ったり、飲み会に行ったり、好きなことを自由に楽しめています。
若いときに楽しんだ分、結婚したあとは家庭や子育てを楽しみながらできる人が多い傾向にあります。
デメリット:出産の負担が大きい
晩婚の1番のデメリットは、出産の負担が大きいという点です。
一般的に、30代後半となれば妊娠率が下がり、出産のリスクが高まるため、若いときの出産に比べて大変です。
健康体であっても妊娠しにくいケースもあり、不妊治療に時間がかかってしまうこともあるようです。
とはいえ、実際に30代後半でも出産している人は多くいます。
そのうえで、20代の出産と比べると体力の違いなどから負担が掛かることは理解しておきましょう。
デメリット:結婚相手が限られてくる
晩婚でも、素晴らしい相手と巡り合えたという人は、たくさんいます。
しかし、自分が求める相手を自由に選べるかと言えば、年齢が若い人に比べたら減ってしまうのが事実です。
20代のときなら、年上でも年下でも幅広い出会いがあったはずです。
ですが、自分の年齢が上がってしまえば、見合う年齢の男性は自然と既婚者ばかりになり、出会いの数が減ってしまいます。
晩婚になると、出会いの数が減ることもデメリットになるでしょう。
【まとめ】自分のタイミングを見極めた結婚を
生き方が多様化し、結婚について急がなくても良いと考える人も増えている現代。
晩婚には晩婚の良さがたくさんあります。
しかし子どもが大きくなった時の自分の年齢など、考えるべき課題があることも事実です。
遅く結婚するメリット・デメリットを知り、納得できる時期に結婚して自分なりの幸せを目指しましょう。