忘れていた本やまだ読んでいない本が眠っている、という方は多いのではないでしょうか。本は自分の心を映し出すもの。しまいこまず、身近に置いて開きやすい環境をつくっておけば心豊かに過ごせることでしょう。今回は限られたスペースでも本を素敵に収納できる5つのアイデアをご紹介します。
心に潤いを。本に囲まれた暮らし
「本に囲まれた暮らし」に憧れる方は多いのではないでしょうか。本好きさんもそうではない人も、お家時間を充実させるひとつとして、今一度「本の世界」に目を向けてみてはいかがでしょう。
本屋さんなどで新しい本を手に取った瞬間のワクワク感は、誰しも感じたことがあるはず。また、以前から持っているけれどしまい込んでいた本や読みかけの本も、目に見える場所に出して身近に置くと、開くきっかけができるかもしれません。本がもたらす新しい発見は、あなたの暮らしをもっと豊かに潤いのあるものにしてくれるはずです。
でも、かさばりやすい本の置き場所は悩みどころ。そこで取り入れたいのが「インテリアになじむ収納」です。今回は、本を素敵に収納する5つのアイデアをご紹介します。
インテリアになじむ。本を素敵に収納する5つのアイデア
1:たくさんの本をすっきり収納するアイデア
大量の本をすっきりと見せるためには、できるだけ1か所の本棚に集めるのがおすすめです。こうすると、家の中のあちこちに本が散在せず整った印象に仕上がります。
図書館のように大容量の本棚に整然と並べれば、どこにどんな本が収納されているのか一目瞭然。高さのある本棚を設置する場合には、本棚の転倒防止や本の落下防止対策を忘れずに行いましょう。
2:本をアートのように飾りながら収納するアイデア
アートのような表紙の本は、飾りながら収納するのはいかがでしょう。こちらの写真のように正面だけでなく側面にもマガジンラックを設置すれば、あらゆる方向から本を出し入れしやすいだけでなく、本棚自体がひとつのアート作品のように見えますね。
3:お部屋にぴったりの本棚をDIYして収納するアイデア
お部屋のデッドスペースを有効に使うなら、本棚をDIYするアイデアも。本棚は、DIYに必要なプロセスや道具使いがシンプルなので、比較的簡単に作れる初心者さん向けの木工DIYなのだそう。既製品ではなかなか見つからないサイズやデザインの棚を、自由に作れるのが魅力です。好きな棚板を選ぶことで、お部屋にぴったりなイメージの家具ができるだけでなく、持っている本の量やサイズに合わせて棚板の高さや奥行きを調整することもできて便利ですよ。
並べる本に合わせて本棚を作れば、写真のように本が無駄なくすっきりと収納できます。あえて棚幅に余裕を持たせると、本が出し入れしやすく便利に使えそう。
4:カフェのマガジンラックのように収納するアイデア
インテリアにもなる本や雑誌などを厳選して小さなマガジンラックに収納するアイデアは、まるでカフェのようで素敵。こちらの写真のように上段は表紙を見せて、下段には背表紙を見せて収納すれば、たくさんの本を収納することができます。フレームアートやグリーンと一緒に飾りながら収納すれば、お部屋のおしゃれなアイキャッチに。
5:テーブルなどに積み重ねてざっくりと収納するアイデア
本は、デザインを厳選すればサイドテーブルにさりげなく重ねておくだけでも絵になります。読みたい本やデザインが気に入っている本や雑誌を集めて、身近な場所に置いてみてはいかがでしょう。センス良く見せるコツは、表紙のデザインが素敵なものを一番上に置くこと。雑然と見えないよう、色みの近い本を揃えて置けばより洗練された雰囲気に仕上がります。
本を積み重ねると雪崩が起きないか心配なら、お気に入りの椅子やベッドサイドなどにカゴを用意して収納しておくのもおすすめです。
心豊かにしてくれる「本」を素敵に収納しよう
日々を忙しく過ごす人たちにとって本を読む時間をつくることは難しいもの。でも、自然に本や雑誌を開きたくなるような収納アイデアを取り入れることで、本が今よりもっと身近になるのではないでしょうか。あなたもぜひ、本に囲まれた暮らしを楽しんでみてくださいね。
photo / goodroom
<監修・記事執筆>
伊野 奈緒美
リフォームスタイリスト3級
カラーコーディネーター2級
文部科学省後援 リビングスタイリスト2級 取得