毎日食べるコンビニのパンがトースターで焼くだけでウマく進化。1位に輝いたのは…
奥深く、様々な美味しさが待っているコンビニパンの世界。ピザパンや、ウインナーパンなど、トースターで軽く焼くだけで、劇的に美味しくなる惣菜パンは複数あるが、甘い菓子パンはどう味に変化するのだろうか。
日々コンビニパンを研究し続けている記者が、個人的に高く評価している菓子パン5種を選んだ上で、こんがり焼き上げて味を検証してみた。今回はセブン-イレブン編。
■パンチ強めのカスタードが特徴
5位は「ホイップカスタードあげぱん」(税込118円)。程よい甘さが特徴の商品だが、トースターで焼くことでどんな変化が起こるのだろうか。2分ほど焼くと、表面が軽く焦げてカスタードの甘い香りが広がる。
表面のサクサク食感と、とろっと溶け出したカスタードとの相性は抜群。しかし、全体的に甘さが強くなりパンチが強めなので、一つでもう十分という感じがあるほどヘビーに。甘いパンは温めるとより存在感を増すことがわかった。
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■メロンパンとトースター?
4位は、控えめなメロン風味が特徴の「メロンクリームのパン」(税込159円)。こちらも2分焼くと表面が軽く焦げてきて、メロンのコーティングも溶けだす。見た目はウマそうだ。
メロン×トースターという意外な組み合わせだが、これが合う。
メロン風味のクリームの甘さが強くなり、デザート感が増すのだ。これはクリームが甘さ控えめだったため、ちょうどいい味わいになった印象。ただ、少しだけ表面がベトベトするのは難点。手で持って食べづらい。
■まるで出来たてのパン…
3位は、ふっくらとした食感と素朴な甘さが特徴の「つぶあん&マーガリン」(税込118円)。2分焼くと少し焦げてしまった…しかし、これが良いのだ。
よく焼くことで香ばしくなり、サックサクの歯触りが続き、食感も良くなっている。
さらに、マーガリンがつぶあんに溶け出して、甘さがより引き立っているのがポイント。外はサクサクで中はしっとり、まるで出来たてのパンのようだ。
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■カリカリ食感がたまらない
惜しくも2位となってしまったのは、ふわふわ生地のフランスパンとなめらかな練乳クリームとの相性が抜群の「練乳ミルクフランス」(税込140円)。こちらも2分焼くと、表面がこんがりサクサクに。
一口食べると、「カリッ」と音を立てるほどクリスピーになっていた。中の練乳ミルククリームは熱のせいでやや液状化しており、それがフランスパンに染み込み、一段とうま味が増している。
もともと甘みが強いパンに香ばしさがプラスされ、クドくならず食べ切れる。ただ長所であり短所であるのは、クリームが液体化して溢れまくること。うまく食べ切れれば最高だ。