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いくつ知ってる?「目玉焼き」は焼き方の種類で名前が変わる!

レシピ

目玉焼きはとってもシンプルなメニューですが、焼き方の種類で名前が変わることをご存知でしたか?超半熟派、両面焼き派、黄身の加減だけでも人によって好みは様々ですよね。今回は簡単ながらも奥の深い目玉焼きの焼き方の基本とコツをご紹介します。

ちあき

目玉焼きの焼き方、どれだけ知ってる?

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忙しい朝でも割って焼くだけの目玉焼きは重宝しますよね。目玉焼きは好みが分かれることも多く、簡単ながらも奥深い料理です。プルンとした食感を残したい人もいれば、香ばしさを好んでしっかり焼きたい人もいます。

じつは、その焼き方の種類によって、それぞれ異なる英語の名前があることをご存じですか?単に「半熟」とか「固ゆで」ではなく、とても細かいんです!

シンプルな料理だからこそ仕上がりに差がでる目玉焼き。今回は、焼き方の種類と名称についてご紹介します。また、好みに合わせて上手に焼くにはどうしたらよいか、そのコツも併せてお伝えしますね。

焼き方の種類が細かすぎ!

一口に目玉焼きと言っても、焼き方によって細かく名前がついています。片面焼き?両面焼き?黄身の焼き方でも名前が変わることをご存知でしょうか?それぞれの焼き方の名前と方法をご紹介します。

▶サニーサイドアップ

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サニーサイドアップは卵の片面だけを焼く方法です。表面側には火が通りにくいため黄身はほぼ半熟になるため、固焼きがお好みの場合には水を少量入れましょう。蒸し焼きにすることで表面にも火が通ります。

▶オーバーイージー(サニーサイドダウン)

オーバーイージーはアメリカ人が好む両面焼きの目玉焼きですが、黄身は半熟でトロッとしています。油をひいた強火のフライパンに卵を入れます。白身が固まってきたらひっくり返して一呼吸おいたらできあがり!黄身の半熟度合いが生に近いのでご飯にのせて食べてもおいしいですよ。

▶オーバーミディアム

オーバーミディアムは、両面焼きで黄身の固さは半熟で中くらいといえます。片面を焼いた後ひっくり返し、しっかり目に焼きます。黄身はトロトロではなく半熟で焼きあがりです。オーバーイージーに比べて、しっかり表面を焼くので黄身を生に近い状態にキープしなくて良い分、簡単にできます。香ばしく焼け、半熟なので時短する場合にもおすすめの焼き方です。

▶ターンオーバー

ターンオーバーも両面焼きです。片面焼いた後、卵を裏返しもう片面もまんべんなく火を通します。両面に焼け跡が残るため、片面焼きとは見た目が異なりますが、サンドウィッチの具にする時にもおすすめの焼き方です。黄身が崩れてもよく、またしっかり焼くため時短にも向いていますよ♪

▶オーバーハード

オーバーハードも両面焼きです。ターンオーバーよりも黄身を固めに焼きます。片面を焼いたらひっくり返し、両面からしっかり焼くのが特徴です。こうすることで黄身に完全に火が入ります。生が苦手な方にはおすすめな焼き方です。こちらもしっかり焼くので、ターンオーバー同様、サンドウィッチやパンにおすすめです。

▶ベースドエッグ

ベースドエッグは水を入れて片面を蒸し焼きにする焼き方です。日本ではこの焼き方が一般的かもしれませんね。片面を焼き、白身がやや固まり始めたら、お湯または水大さじ1杯を入れフタをします。黄身はお好みの固さで火を入れられるのが嬉しい焼き方ですね。

半熟目玉焼きの上手な焼き方

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目玉焼きの作り方はいろいろありますが、中身がトロリとした半熟目玉焼きの上手な焼き方をご紹介します。

1.フライパンを中火で十分温める
2.油を敷き、弱火におとす
3.卵を低い位置からそっとフライパンに入れる
4.白身がうっすら白くなったら蓋をして弱火にし加熱する
5.蓋をしたまま約2分ででき上がり

フライパンを温めたときに余分な油があればキッチンペーパーなどで拭きとって捨てましょう。卵を低い位置からそっとフライパンに入れることによって黄身がつぶれるのを防げますよ。綺麗な形でつくりたい時には優しく入れるのがポイント!水を入れなくても蓋をすることによって蒸し焼きにすることができます。

蒸し焼きで半熟に焼く方法

蒸して作るタイプは、焦げる心配もほとんどなく、やわらかく仕上がるのでお子様でも食べやすいです。

1.フライパンに入れた卵の白身がうっすら白くなってきたら、お湯大さじ1杯程度を加えて蓋をする。
2.蓋をしたらすぐに強火にし、火を止め蓋を取らずに1~3分ほど余熱で焼きます。

半熟にしたい場合でも固焼きにしたい場合でも、焦がさずに焼きあがります。半熟目玉焼きがお好みの場合は、黄身の上に白い膜ができれば完成です。固焼きのが好みの場合には、蒸し焼き時間を長くして黄身にしっかり熱を通すとよいですよ。水を入れると早く仕上がるので時間がないときには水を入れるこの方法がおすすめ!

両面焼きのやり方

両面焼きの最大のメリットは「パンに乗せた時に、黄身が垂れて流れてしまわないこと」や「崩れにくい」ことです。

1.フライパンに入れた卵の白身がうっすら白くなってきたら、フライ返しで裏がえす
2.お好みの焼き加減になったら火を止める

また、白身のカリッとした香ばしさにあわせて、黄身の固まり具合も調整しやすいのも良いですね。しっかり焼いても良いですし、トロトロにしてもおいしいです。さらに他の焼き方よりも、調理スピードが早いという利点もあります。手早く焼くなら両面焼きがおすすめです。

目玉焼きの焼き方、コツ&テク!

▶卵は室温に出しておく

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卵は使う前に常温に戻しておきましょう。卵は白身が75~78度、黄身が65~70度という低い温度で固まるため、冷蔵庫から取り出した冷えた卵を急激に加熱すると全体にムラができてしまいます。強火にすると焦げやすくなりますから、温度差を無くすために常温に戻しておくと良いとされています。

ちなみにゆで卵を作るときにも同様に、固まる際に卵の表面と内部の温度差に開きがある場合、膨張率の関係でひび割れやすくなります。卵を調理前に常温にしておくのは、こんな理由があったからなんですね!

▶卵はフライパンに直接割らない

卵はフライパンに直接落とすと崩れてしまうこともありますよね。卵は衝撃に弱いためフライパンに直接割りいれず、あらかじめ割って別の容器に入れておきましょう。別の容器に用意しておけば、万が一殻が入っても取り除けます。

より綺麗な形で焼き上げたいときには、卵白の水っぽい部分を取り除くことがポイントです。卵は白身と黄身だけではなく、卵の一番周りを覆っている水のような卵白が「水溶性卵白」といい、その内側の卵白が「濃厚卵白」、そして黄身という三構造に分かれているんだとか。水溶性淡白を取り除いておくことで、焦げにくさもアップします。

水溶性淡白の取り除き方はとっても簡単!「すくい網」というおたまを使うと、あっという間に綺麗に白身を分離させることができますよ。

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