「甘食」を食べたことがありますか?実は、甘食はちょっとレアな食べ物なのです。甘食の読み方や味わいなど、甘食がどんな食べ物なのかご紹介します。食べたくなっても大丈夫!自宅で簡単に作れる「甘食レシピ」もありますよ。
調理師 製菓衛生師 kii
関西では誰も知らない!? 甘食の噂
「甘食」という食べ物を知っていますか?甘食は、知っていたら嬉しいちょっとレアな食べ物です。食べたことがあるあなたは、実は甘食が全国区でないことを知ったらびっくりするかもしれませんね。
今回は、「甘食」についてご紹介します。甘食を知らなかったあなたは、この記事を読んで甘食について知りましょう!甘食を知っていたあなたは、ご紹介するレシピで手作り甘食にチャレンジしてみましょう。
では、まずは甘食の読み方や味わいといった、甘食の基本情報からチェックしていきます。
“甘食”の読み方や味を教えて!
▶読み方は、“あましょく”
甘食は、“あましょく”と読み、明治時代に誕生したという説が有力だそう。明治時代は、パン、ビスケットなどが輸入された時代で、日本で初めてビスケットが作られたのも明治時代です。甘食は、これらの文化の影響を受けて誕生したと言われています。
甘食の材料は、小麦粉、水、卵、重曹などです。これらで作られた生地を丸く絞って、オーブンで焼いて作られます。加熱された生地は、重曹の力で膨らんで、膨らんだ生地は熱で固められます。そのため、甘食は上にとがった、山のような形をしているのです。
大きさは5cmほどの食べきりサイズのものから、10cmほどの大きめのものもあります。カロリーは大きさによるので一概には言えませんが、1個当たり100kcal前後となっています。
▶懐かしい味わいの甘食。購入方法は?
甘食は、ほんのりと甘く、どこか懐かしい味わい。生地がギュッと詰まっているので、牛乳やコーヒー牛乳と一緒に食べるのがおすすめという意見もありました。
甘食の販売元としては、ヤマザキがあります。ほかにも、ミニストップが小さな甘食という6個入りのものを販売していたり、通信販売をしているお店もありました。(2018年1月時点)街のパン屋さんでも、作られて販売されていることもあるそう。
東西では知名度に大きな差がある!?
甘食を知っているかどうかは、実は地域差があります。関東では比較的有名だそうで、給食に甘食がでていた地域もあるそうです。
それに対して、関西では知っているひとが少ないそうで、知っているひとも身近な食べ物ではないということでした。
ちなみに、北海道出身の筆者は、甘食を食べたこともなく、販売されているのを見たこともありませんでした。しかし、同じ北海道出身の母は、子どもの頃に食べたことがあるそうです。
販売されているところが減ってきたこともあって、同じ地域でも年代によって知っているかどうかに差があるのかもしれません。ちょっとレアな“甘食”のことを知っていたあなたは、ちょっと嬉しい気持ちになれますね♪
自宅で作ろう♪甘食の作り方
甘食が食べたいけど手に入らないという方は、手作りしましょう!材料はスーパーでも手軽に購入できるものです。
コンデンスミルクが入っているので、ミルクのコクと風味がしっかりと味わえます。ベーキングパウダーと重曹を合わせて使っているので、ふっくらと膨らみますし、甘食独特の懐かしい味わいもありますよ。
ちょっとレアな「甘食」を食べてみたい♪
甘食は、ちょっとレアな食べ物でした。関東以外でも販売されていることがあります。甘食と出会うことができたら、ぜひ購入してみてください。
甘食を手に入れることが難しい方は、ご紹介したレシピで手作り甘食を作ってみたり、通信販売しているお店を探してみたりしてください。
甘食を食べれば、優しい甘さと懐かしさを感じる味わいに、ほっこり温かい気持ちになれるかも♪牛乳やコーヒー牛乳などの、相性バッチリな飲み物の用意も忘れずに!