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意外と知られていない…グッスリ眠れる! 冬のお手軽「熟睡アイテム」3つ

ライフスタイル

毎晩手足が冷たくて寝つきが悪かったり、寒さで途中で目覚めてしまったり…。冬の眠り課題は尽きません。でも、これさえあれば安心! 寒い冬でも快適な睡眠ができる、とっておきの冬の熟睡3点セットを、睡眠や入浴など夜のケアで、多くのプチ不調や美のお悩みを解決してきた、ナイトケアアドバイザーの小林麻利子が、ご紹介します!

文・小林麻利子

【小林麻利子の美人の作り方】vol. 112

冬は絶対必須!「水温計・温度計・湿度計」

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睡眠の専門家として多くの睡眠課題と向き合ってきましたが、当たり前に持っているはずの冬の熟睡3点セットを多くの方が持っていないことに気づきました。快適な環境を作るためのもの…それは、「温度計・湿度計・水温計」。学校や会社にはあっても、自宅には用意がないという方も多いようですが、実はこの寒い冬を越すために、必ず用意いただきたいグッズです。

①ベッドの中で既に手足が冷たい!を解決…「水温計」

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冷え性の自覚のある方は多く、特に寝る前にベッドの中で手足が冷たく悩んでいる方は多いようです。ですが、多くの生活習慣を指導してきた私が思う冷え性の原因は、「お風呂の入り方が間違っているから」。特に、お風呂の温度設定が誤っていることが多いです。そこでご用意いただきたいのは、「水温計」。給湯器で例え40度にセットしていても、例え魔法瓶のような保温機能があっても、冬の寒い浴室の気温でその温度設定で水温が保持されていることは少ないと思ってください。実は、みなさんが思うよりも低い温度になっていることが多いのです。

そのため、水温計で正確な水温をはかり、水温が下がったときにすぐに追い炊き機能が使えるように、こまめに水温計でチェックする必要があります。

40度のお湯に20分入浴を目安に

お風呂の温度と浸かる時間は、40度のお湯に20分、もしくは41℃のお湯に15分。42度以上は、心臓の交感神経が高くなり血圧が上がってリラックスできないだけでなく、熱くて短時間であがってしまえば、入浴後湯冷めする可能性も。熟睡のためにはゆっくり時間をかけて浸かることが、大切です。

軽く湯舟→洗髪→長く湯舟の順番で

また、お風呂に長く浸かるのは、洗髪をしてから、にしましょう。洗髪前に長く湯舟に浸かったあと、洗髪し、その後軽く湯舟に浸かって上がる方が多いのですが、それでは体表面しか温まらず、すでに脱衣所で寒く感じたり、眠る準備をしてベッドに入ることには体が冷えきっていることが多くあります。そのため、軽く湯舟に浸かって少し温まってから、洗髪をし、その後浸かるようにしましょう。目安は、額から汗がじわっとでるまで。

汗が出るということは、体が温まり体温があがったため、体温を下げようとしている体の反応なので、この反応があってはじめてお風呂からあがるようにしましょう。

②寒くて布団からなかなか出られない!を解決…「温度計」

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次に、温度計を用意して、寝室の温度を管理しましょう。「温度計なんて不要だ」と考えがちですが、実はとっても大切。マンションなど機密性のある住宅では、冬でもそこまで低くなることはないと思われますが、16度を下回る寝室の場合は、必ずエアコンをつけるようにしましょう。もちろん、温かな寝具を使うことで、16度未満でも問題なく眠ることはできますが、例えば睡眠中のトイレなどでベッドから出たときに、体が冷えてしまえば、その後の入眠を妨げる可能性もあります。

ただ、乾燥しやすいからと、寝室の暖房をつけない方が多いのも事実。そんな方は、せめて、朝の起床時だけでも温かく感じるように、起床30分前から暖房をつけるようにしましょう。気温も体温も低い朝ですから、目覚めやすい環境をつくることが大切です。朝の寝起きが悪い方は、当連載『美人のつくり方』過去記事をご参照ください。

『美人のつくり方』過去記事はこちらをどうぞ。

http://ananweb.jp/column/kobayashi-bijin/

http://ananweb.jp/column/kobayashi-bijin/

16度以上でも寒ければ、お風呂の入り方を改善して

16度以上でも寒いと感じるのであえば、恐らくお風呂で体がしっかり温まっていないか、入浴と就寝の時間が空きすぎている可能性が。可能なら入浴後30分以内に、難しければ遅くとも1時間以内に就寝するようにしてください。もし、家事などで1時間以上空いてしまうのであれば、寝る前に湯舟だけチャプンと浸かるのも手です。

③喉や鼻、肌のカピカピ乾燥!を解決…「湿度計」

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睡眠に適している湿度は50~60%。しかし、冬は夏よりも湿度が低く、先述の通り、エアコンをつけることでさらに部屋は乾燥しやすくなります。乾燥は、鼻や喉の粘膜を痛めて眠りの質を下げる可能性があるため、「湿度計」を用意しましょう。用意する場所は、枕もと。50%前後の湿度が保たれているか確認してください。最適なのは加湿器を枕もとに置くことですが、用意がなければ、例えば濡れたタオルを枕もとに置いたり、洗濯物を寝室に部屋干しするのも良いでしょう。

風邪が流行る季節でもあるので、鼻や喉が乾燥しないように注意する必要がありますね。

朝、口の中が乾いていれば、オーダー枕を用意

ちなみに、朝、起きたときに口の中が乾いている方は、口をあけて寝ていたり、いびきをかいている可能性があります。気道を確保できるよう自分自身の首のラインに合った枕をオーダーなどで用意することで防ぐことができるので、毎年冬に風邪をひきやすい方はこれを機に用意すると良いでしょう。

温度や湿度、水温は、私たちの感覚と実際は違うもの。快適な睡眠を得るために、ぜひご用意くださいね!

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