エアコンの設定温度を27度にしていると、旦那が必ず25度に下げてしまう。電気代ってそんなに違うものなの？

冬場の寒さに対応するために、エアコンの暖房を使う家庭も少なくありません。でも気になるのは電気代ですよね。ママたちが意見交換をするママスタコミュニティのあるママの場合、電気代にうるさいのはママではなく旦那さんのようです。

エアコンの温度設定で旦那さんともめているママ。温度を1度変えるだけで電気代が安くなるという話はよく聞くのですが、実際にどのくらい違うのでしょうか。

エアコンの設定温度について省エネ効果を狙うのであれば、冬の暖房時の室温は、20度が目安だそうです。外気温6度のときにエアコン（2.2kW）の暖房設定温度を21度から20度に下げ、1日9時間使用した場合、年間で約1,430円の節約になります。また必要なときだけエアコンをつけるようにして使用時間を1日1時間短縮すると、年間で約1,100円の節約になります。

参考：経済産業省資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」

旦那さんが節電を意識してエアコンの設定温度を25度にするようにいうのであれば、旦那さんの意見も間違いではないことになりますね。設定温度を変えれば節電効果があるのは確かなのですが、ママにも事情があるようです。

朝一番に起きるのはママです。寒いキッチンで朝ご飯の準備はしたくないので、ママが快適に過ごせる温度に設定したいですよね。旦那さんは部屋が暖かくなってから起きてくるので、25度設定で暖房のスイッチをオンにした後しばらくは寒いというのがわからないのかもしれません。

もしかしたら、旦那さんはただ単に暑がりなだけではないでしょうか。夏場は部屋をかなり冷やすらしく、そのときは電気代を気にしていない様子です。旦那さんにとって27度だと暑すぎるので、すぐに下げてしまうとも考えられます。

投稿してくれたママの旦那さんは、エアコンの設定温度だけではなく他の家電に関しても何かと気にしているようです。

炊飯器のスイッチのオンオフについても気にするという旦那さん。エアコンの場合には暑がりなだけかと思ったのですが、やはり電気代が気になるのでしょうか。実は節約にいそしむ旦那さんは少なくないようで、他のママたちからもこんなコメントが寄せられています。

エアコンだけではなく、お風呂のお湯張りにも注文を出す旦那さんたち。助かるようなそうでもないような……。ママたちからすれば、なかなか強者ぞろいですね。

エアコンの設定温度を27度にすると旦那さんから文句を言われたり、25度に変えられてしまうのであれば、それはもう仕方ないと考えて、暖房効率を上げる工夫をしてみてはどうでしょうか。
方法として……

・ドア・窓の開閉はひかえめにする。
・厚手の、できれば床まで届く長さのカーテンを使用する。
・エアコンをつけたら扇風機を併用して、室内の暖まった空気を循環させる

といったことが挙げられます。

またエアコンの風向きを水平に対して60度以上、下向きにすると暖房効率が上がります。エアコンの温風が部屋の高いところに上がってしまって、足もとまで届かなくなってしまうのを避けるためです。また最初から部屋全体を温めようするのではなく、人がいる場所の足元に向かって温風を出すようにします。人は足元が暖かければ、設定温度が多少低くても寒さを感じることなく快適に過ごすことができます。このような工夫を取り入れながらエアコンの温度を25度に設定をしておけば、旦那さんからの注意もなくなり、ママのイライラも減るのではないでしょうか。

参考：経済産業省の資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」

参考：PR TIMES　「PRTIMES エアコン暖房、効率良く使うには風向がカギ!?～ 風向きを変えるだけで快適に! メーカー社員が実践する節約術も紹介! ～」

文・川崎さちえ　編集・blackcat