この連載では「とりあえず、ここだけは押さえておきたい♡」というマナーをご紹介しています。マナーのツボを押さえている女子は、それだけで好印象に♡ 今回は、結婚式の招待状返信にまつわるマナーをご紹介します。あなたは、返信マナーをどのくらい意識していますか?
文・並木まき
■ギリギリはNG!早めに返そう
結婚式の招待状って、かなり前もって届くイメージがありませんか?
「そんな先の予定なんてわかんない!」と返信を勝手に遅らせてしまうのはマナー違反。招待状が届いてから1週間後までを目途に返信して。
これは、新郎新婦が出席人数に応じて引き出物や席次などの準備をする必要があるから。早めに出欠を知らせてもらったほうが余裕を持って準備ができるので、当事者にとってはありがたいのです。
■文字の色は黒!グレーはNG
返信ハガキに書き込むときには、黒の毛筆か万年筆で書くのがマナー。しかし最近は、ボールペンでもよしとする風潮になっています。
また、グレーは主にお葬式の案内状に使われる“不祝儀の色”なのでNG。おめでたい出来事なので、ついついカラフルなペンを使いたくなりますが、本来は黒一色でお返しするのがマナーです。
■「行・御・芳」などの文字を消す
招待状の返信先は“××様”ではなく“××行”となっているので、二重線で消して“様”に書き換えて。
また、自分が書き込む欄の“ご住所”や“ご芳名”となっている部分は“ご”や“芳”を二重線で消します。“芳”も相手を敬って付いている文字なので、自分の名前を書くときには消すことを忘れずに。
さらに、“御出席・御欠席”を選択する欄でも“御”の字は消します。
印刷されている文字を消すときには縁起が悪いとされるバツ印ではなく“=(二重線)”や“/(斜線)”を使って。
■出欠席欄への記載は文になるように
“出席”“欠席”どちらを選ぶ場合でも、単にマルを付けるだけでなく文になるよう文字を書き入れると、気の利いた美しい返信文に。
出席の場合は「慶んで(喜んで)『出席』させていただきます」、欠席の場合は「残念ながら『欠席』させていただきます」となるよう、印刷された文字を活かしつつ手書きで加えるのが一般的です。
結婚式の招待状は、新郎新婦の門出を祝って返信するもの。マナー違反の返信をしてしまうと非常識な印象も与えかねないので、最低限「これだけは♡」のマナーを押さえておいて!
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