その睡眠、間違っているかも
睡眠時間は十分なはずなのに疲れがとれない、寝た気がしないなんてことはありませんか?実は睡眠について悩みを抱えている人は多く、朝すっきり起きれる人は少ないと言われています。
慢性的な睡眠不足が続くと集中力も低下し、仕事にも支障がでてしまいます。睡眠時間が十分取れているから良いというわけではなく、大事なのは睡眠の質。そこで、質のいい睡眠とはどういうものなのかご紹介します。
睡眠ホルモン「メラトニン」が睡眠を促進する
メラトニンというホルモンに睡眠を促進する作用があると考えられています。メラトニンは体内時計に働きかけ、自然な眠気を促します。このメラトニンが不足してしまうと、睡眠の質も悪化してしまいます。
メラトニン不足の原因は「明るい光」
メラトニンは夜間に分泌され始めますが、光が強い環境下にいると、夜間でも分泌が抑制されてしまうのだとか。なるべく、寝る1~2時間前には部屋の照明を暗くしたり、テレビやスマホなどを見ないようにしてメラトニンが分泌されやすい環境を作りましょう。
今日からできる睡眠の質UP方法
1. 寝る前の行動を見直す
無意識のうちに睡眠の質を下げる行動をしている可能性があります。寝る直前の行動を見直してみましょう。例えば、パソコンやスマホを長時間使用していたり、就寝前の食事や、過度な運動をしていませんか?
これらの行動は、睡眠の質を下げる行動といわれています。なるべく就寝前はリラックスできる環境作りを意識しましょう。軽いストレッチなど有酸素運動は効果的です。
2. 朝日を浴びて体内時計を整える
朝、日光を浴びることで体内時計を整えることができます。人間の体は、朝日を浴びることで1日の活動のリズムがリセットされると言われています。
太陽の光を浴びると幸福ホルモンと呼ばれているセロトニンが分泌されます。朝起きたらカーテンを開けて、朝日を浴びて体内時計をリセットしましょう。
3. 目の疲れをほぐす
目の疲れは、筋肉の緊張で起こります。目の筋肉の緊張状態が続けば次第に自律神経が乱れます。リラックスできなければ、気持ちのいい入眠は難しいでしょう。目の疲れを改善するために目薬をさす人もいますが、それだけでは不十分。
目も体と同じようにストレッチしてあげましょう。ストレッチの方法は簡単。顔を動かさずに目だけを上下左右に動かすだけ。目は、毎日の生活の中で一番酷使している部位です。1日の最後に目のケアを行いましょう。
4. 寝る前の習慣を作る
寝る前はリラックスすることが大事。リラックス方法は人それぞれですが、例えばアロマを焚いたり音楽を聴いたり、ノンカフェインのお茶を飲んだり瞑想することも効果的です。寝る前の行動を習慣づけると入眠しやすくなります。
室内の明かりも暗くしてから行うと、より効果的です。音楽を聴く際は歌詞のないBGMがおすすめ。お気に入りの一曲を見つけてみてください。