赤ちゃんの成長にとって質の良い睡眠をとることはとっても重要。
赤ちゃんの成長にとって質の良い睡眠をとることはとっても重要。
1日の大半を寝て過ごす赤ちゃんにとって、寝具は大切なアイテムです。より心地よく赤ちゃんが過ごせるように、衛生面や安全性はもちろん、通気性など機能面にまでこだわって選びたいですよね。
今回は、「そもそもどうしてベビー布団が必要なの?」という素朴な疑問から、上手な選び方のコツ、さらに厳選したオススメベビー布団まで集めてみました。これから赤ちゃんを迎える準備の参考にしてみてください!
ベビー布団は何で必要なの?
⑴赤ちゃんの脳と体の成長に睡眠は欠かせない
赤ちゃんの睡眠時間は新生児だと1日平均16時間といわれており、月齢が進むにつれて個人差はあるものの徐々に減っていきます。
赤ちゃんは、脳が活発に働き夢を見ることの多い「レム睡眠」と眠りが深い「ノンレム睡眠」の睡眠サイクルが大人よりも小刻みに繰り返されます。特に「ノンレム睡眠」時に脳や身体の成長を促すホルモンを分泌されているので、質の良い睡眠は赤ちゃんの成長にとって欠かせないものなのです。
⑵大人用の柔らかい布団だと、骨がゆがんでしまうことも
骨や関節が柔らかい赤ちゃんを柔らかい布団で寝かせていると、体がアンバランスに沈み込んでしまい、正しい寝姿勢をキープしにくくなってしまいます。そのため、赤ちゃんの骨がゆがんでしまったり、血流が悪くなりがちに。成長の妨げにならないよう、大人には硬いと感じる程度の、適度な沈みと反発のある敷き布団が最適です。
⑶汗やおしっこにも対応した通気性と防湿性
生まれて間もない赤ちゃんはうまく汗をかくことができず体温調節が苦手で、寝返りができないので、睡眠時間が経つにつれ背中に熱がこもりがちになってしまいます。体温調節ができるようになっても、大人よりも新陳代謝が活発なので、寝汗をかきやすく、おむつのムレによる肌トラブルが起こりやすいんです。快適な睡眠を長く保つには、通気性や防湿性の良い布団を選ぶのも欠かせないポイントになります。
⑷硬い布団は事故防止の効果も
大人用のふかふかの敷き布団で赤ちゃんを寝かせていて心配なのは、窒息事故。寝返りが打てるようになると特に危なく、柔らかい敷き布団を使うと事故の危険性が高まります。適度に硬い敷き布団を選ぶことが赤ちゃんの安全を守ることにもなります。また、掛け布団の重さもポイント。赤ちゃんの顔にかかってしまう危険性を考えると、子ども用の軽いものを選びましょう。
ベビー布団の使い方・セッティングの仕方
⑴ほったらかしにするのは不衛生
ベビー布団は通気性や防湿性に優れているといっても、赤ちゃんは汗っかきです。放っておくと、カビやダニの発生につながるので、こまめに天日干ししたり乾燥しましょう。忙しくてわざわざ干す時間がつくれない場合は、掛け布団ならベビーベットの柵に掛けたり、敷き布団は立てかけるようにしておいて、湿気を逃すだけでもOKです。
⑵敷布団も月に2回は洗うようにしましょう。
汗を吸収したり、よだれやおもらしなどで汚れてしまいがちな敷き布団は、家庭用の洗濯機で手軽に洗えるものを選んでおくと、清潔に使えるのでおすすめです。
毎日長時間、赤ちゃんが過ごす場所なので、月に2回程度、洗えると衛生面で安心ですね。
⑶掛布団はつけおき洗いでOK
自宅で洗える掛け布団の場合は、洗濯液がしっかりと浸透するつけおき洗いがおすすめです。たらいや洗面器にはおさまらないサイズばかりなので、浴槽を使うのが正解。浴槽の中に洗濯液をつくり、布団に洗濯液が染み渡るように手でやさしく押し洗いして。30〜40分程度つけ置きしたら、シャワーで丁寧にすすぎ、脱水は洗濯機を。そのまま平干しすればOKです!
選び方のポイント
⑴サイズで選ぶ
ベビー布団のサイズは、ミニサイズとレギュラーサイズの2種類が一般的。ベビーベッドのサイズや、使う年数で最適なサイズを選択しましょう。
スタンダードなのは、敷布団の長さが120cmのレギュラーサイズ。3〜4歳くらいまでお昼寝用の布団として長く使用できるのが魅力です。敷布団の長さが90cmのミニベビーサイズは省スペースに設置したり、お昼寝など持ち運ぶことが多い場合にピッタリ。ただ、生後半年頃から1歳くらいまでで使えなくなってしまうので短期間の使用だと割り切って使う方におすすめです。
⑵敷布団は硬さがあるものを選ぶ
敷布団選びでおさえてほしいポイントは「適度な硬さ」「通気性・防湿性のよい素材」です。赤ちゃんの身体の成長を妨げず、窒息などの事故を防ぐには大人が硬いと感じる程度の硬さが◎。また、大人よりも新陳代謝が活発な赤ちゃんでも熱がこもりにくく、ムレにくい通気性・防湿性の高い素材だと、快適な環境で寝かせることができます。
⑶掛布団は軽いものを選ぶ
掛け布団は、赤ちゃんが手足を楽に動かせるくらい軽く圧迫感のないものを選ぶのがベスト。万が一、掛け布団が顔にかかってしまっても、窒息事故の回避につながります。その上、保温性が高く通気性や防カビなど機能性の高い素材を使用しているタイプなら、赤ちゃんの快眠をサポートしてくれるはずです。