かけがえの無い相手が見つかって幸せな結婚生活を夢見るあなた。ちょっと待った! やるべきことはすでに終えていますか? 今回は、先輩カップルの体験談をもとに、結婚する前にやっておいたら・知っておいたら良かったことを5つピックアップ。
プレ花嫁研究室が、2018年~2020年に入籍をしたカップル5組にインタビューを行い、実際の体験談のほか、こうやっておくと良かったという先輩たちからのアドバイスを紹介。
これから結婚を控えている、考えている人はぜひ、参考にしてみてください。
(1)お金に関することを知ろう・決めよう!
恋人時代、相手のお金事情にはあまり触れてこなかったという2人も少なくないはず。でも、将来設計や結婚生活を考えるには、非常に重要な部分です。先輩カップルの体験談をもとにどうすればいいのかを考えていきましょう!
・「結婚式を決めて気付いた。2人とも貯金が無い! 貯金額などは早めに確認を」(結婚2年目/Aさんカップル)
→ 結婚して約半年間は、家賃や食費などの生活費を一つの財布にいれて、残ったお金はそれぞれ自由に使っていたAさんカップル! ところが、結婚式場を決めてから、2人とも貯金を全くしていなかったことが判明。急いで財布を一緒にし、毎月の生活費・貯蓄・お小遣いなどを細かく設定したと言います。 支払いもキャッシュレスにして、ポイントを貯めるなどやりくりしながら結婚式資金を貯めたそう。
・「第三者をいれてお互いのお金事情を知る」(結婚3年目/Bさんカップル )
→結婚してからも、お互いの貯蓄や収入などはきちんと話せなかったBさんカップル。そこで、ファイナンシャルプランナーの元へ相談に行き、第三者に介入してもらって貯金額や家計管理について話し合いをしたそうです。
話しづらい内容かもしれませんが、お金に関してはきちんと共有しておく必要がありそう。ただ、なかなか話題にするのが難しいことも。そんなときは第三者に頼ってみるのも一つの手かもしれませんね。
(2)お互いの将来ビジョンをすり合わせよう
家族計画や家・車の購入など、大きなライフイベントはすり合わせが大事。先輩たちはどんなビジョンを、どんな風に話したのでしょうか。
・「日々の生活の中でさりげなく将来プランを聞いていく」(結婚1年目/Cさんカップル)
→Cさんカップルは、日々の生活の中で「子どもは好き?」「結婚しても大切にしたいことは?」など、小出しに互いの価値観や将来イメージをすり合わせ。その中で、思い描く先がずれていないことを認識し、安心して結婚生活に臨めたそうです。
・「欲しいもの、家族計画、お互いのキャリアプランを設計しないと、貯蓄額も見えない」(結婚2年目/Dさんカップル)
→Dさんカップルは、結婚前にきっちりと家や車などお互い欲しいものをリストアップ。さらに、子どもは何人授かりたいか、大学まで行かせるのか、老後はどう過ごしたいかなど細かい未来像もすり合わせた上で、毎年いくら貯めるかなど貯蓄プランを作成。将来設計をすり合わせたことで、2人が想定していたよりも早い段階で貯蓄を始めないと理想には届かないと気付けたそうです。
他人だから考えることは違って当然! ましてや、将来像がピッタリ重なるなんてことはほとんどありません。
大切なのは話し合う中で、互いに譲れないポイントや相手に合わせるポイントをそれぞれが理解することです。
そこから、どんな未来が2人なりのベストかを模索していくのが、ビジョンをすり合わせる本来の目的のはずです。
(3)家族の考え・状況を聞いておこう
家と家がつながる結婚というステップ。家族の意見や考えはすでに聞けていますか? 家族の意向をきちんと把握できているかどうかで結婚生活も変わってくるはずです。
・「事前に聞いていて良かった。家のしきたり」(結婚3年目/Eさんカップル)
→結婚前に、お互いの家族構成や家のしきたりについて理解をしていたEさんカップル。結婚式を開催する際も、しきたりが関係する挙式スタイルについて、事前に家族の意向を尋ねたそう。Eさん曰く、事前に知っていたことでお互い配慮ができ、2人も家族も納得のいく結婚式になったと話してくれました。
新たな家族の一員になることを決めたのであれば、お互いの家族のセンシティブな部分も含めて、考えや状況を共有することが大切です。
(4)家事分担について話し合おう
たかが家事、されど家事です。1年に1回ではなく、毎日する作業だからこそ事前に2人で話し合っておく必要がありそうです。先輩カップルたちはどんな風に分担しているのかみていきましょう。
・「得意な家事をそれぞれが担当!」(結婚1年目/Cさんカップル)
→仕事でも得手不得手があるように、家事も同様! 互いの得意な家事を決めて、割り振りをしているそうです。
・「担当を細かく決めすぎず、順番に担当する」(結婚3年目/Eさんカップル)
→「相手が料理をしてくれたら皿洗いは自分がやる」というように担当はきっちり決めずに、出来る方が進んでやるスタイル。お互いに相手を気遣いながら家事分担をしているようです。
・「一度決まると家事分担の変更を言い出しづらいから、半年や1年ごとに見直し日を作ったら良かった」(結婚3年目/Bさんカップル)
→Bさんカップルは、ざっくり家事分担は決まっているものの、よくよく考えてみると旦那さんの家事負担が大きくなっている部分があるそう。その経験から、1年に1回、家事分担をはじめとした決まり事を見直す日を設けておくと良いかもとの声。
いつ決めても良さそうな家事分担ですが、実は最初が肝心なようですね。生活を始めてしまうと、なんとなく決めたものがそのまま定着していく……なんてよくあること。ライフステージは変わっていくものなので、見直し日を作ってみるのは良いかもしれません。