暑い季節に恋しくなるかき氷。大阪にある「森森舎(しんしんしゃ)」では、珍しいかき氷が期間限定で登場しています。こんもり盛られた氷にたっぷりかけられるシロップは、ほかではあまり見ない野菜を使ったものも。味も見た目も特別なかき氷をぜひチェックしてください。
陶芸の工房を併設した温もりを感じるカフェ
陶芸教室を併設するカフェ「森森舎(しんしんしゃ)」。オーナーさん自らが焼いた器を使い、食材にこだわったカレーやナン、自家焙煎のコーヒーなどを提供しています。
夏の時期になると壁に貼り出される期間限定メニューが、オーナーさん考案の特別なかき氷です。器に山盛りにされた氷と、たっぷりかかった自家製のシロップやトッピングに、思わず目が釘付けに。一目見れば、食べてみたい!と思うことまちがいなしのかき氷をご紹介します。
絶対おいしい!見た目もかわいいかき氷
まずは、出てきた瞬間に目を奪われそうな2つのかき氷。
レモンの輪切りがいっぱい乗っているのは、「はちみつレモン」。シロップには農薬不使用の尾道レモンと生はちみつが使われています。自然なレモンの酸味に、はちみつのやさしい甘みが加わった爽やかな味わいです。
続いて、器も目を引く「すいか」。まるで本物のようなすいかの種は、レーズンをトッピングしています。とてもかわいらしい見た目に反し、シロップには赤ワインを使用。アルコール入りとノンアルコールの2種類から選べるので、小さいお子さんも安心です。アルコール入りは、イタリア産オーガニックワインの「シラー」という品種を大さじ2杯加えたもので、パンチのある力強い味わい。ノンアルコールは、ドイツのカベルネ種を使用。アルコール分は取り除かれていますが、こちらもワインの風味をしっかりと感じられますよ。
はちみつレモンのかき氷 880円(税込)
すいかのかき氷 850円(税込)
あの野菜も、かき氷のシロップに
意外な野菜が使われた変わり種のかき氷にも注目です。
左は、フルーツにんじんをベースにした「人参」のかき氷。こちらは、フルーツにんじんに尾道レモンをミックスしたシロップと、そこにヨーグルトを加えたシロップの2種類を、交互にかけて作ります。そうすることで写真のような鮮やかなオレンジ色になるのだそう。にんじんの味が感じられつつも、マンゴーのようなフルーティーさのあるかき氷です。
右の淡いグリーンのかき氷は、なんと「ゴーヤ」です。こちらも、低農薬のゴーヤをベースに、ヨーグルトをミックスしたシロップを使用。気になるお味は、特有の強い苦みがなく、まろやかな甘さ。後味にちょっぴりゴーヤの風味が広がります。不思議な味に、やみつきになる方も多いそう。
人参のかき氷・ゴーヤのかき氷 各850円(税込)
かき氷が乗ったドリンクにも注目
夏の間は、アイスコーヒーにかき氷が乗ったものも登場します。それが写真の「ベトナムコーヒー」。ロブスター種の豆をベースにブレンドしたブラックコーヒーの上に、こんもりとかき氷が。別添えの練乳をかければ苦みの強いコーヒーとマッチして、コクのある味わいを楽しむことができます。
ベトナムコーヒー 650円(税込)
かき氷はほかにも、ほうじ茶ミルク金時・甘夏・キウイ・定番のイチゴなどがあります。ベトナムコーヒーも含め、かき氷は9月頃までの限定メニューで、材料の収穫・入荷状況によって価格が変動する可能性があるそうです。
また、森森舎に隣接する工房では、陶芸教室のほかリースやアクセサリー作りなど、さまざまなワークショップも開催しています。かき氷を堪能しつつ、ワークショップにも参加してみてはいかがでしょうか。
photo / 森森舎
森森舎
大阪市住吉区万代東1-3-14